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教える難しさについて考える

こんにちは。きらどんです

今日は「教える難しさ」について考えていきます
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さて、実は私の息子はピアノのレッスンを受けているのですが、家でやる課題の面倒を私が見ることが多いのですね。
その度に難しいなと思うのが、どうやって教えて、できないところをできるようにしていくのが効果的なのだろうか
ということです。

色眼鏡で見るという言葉があります。
先入観や偏見などをもって物事を判断したり行動するようなことを言います。この色眼鏡で見るというのは結構やってしまいがちなんですね。
「いや、自分は公平的に物事を見ることができる」と反論されそうな気もしますが、実際はかなり色眼鏡で見てしまうことが多いのです

つまりですね、ピアノの練習に限らず勉強や後輩に仕事を教える時など、「自分はこう教えてもらったから」「自分はこうだった」がまず先行しやすいのです。

例えば子供が「1+1=2」が分からないとして、その事実を大人はまず
なんでこれができないんだろうという思いが入りやすい。
そういう思いが入るから、何とかそれを修正しようと躍起になる。

これが他人の子供であったりすればある程度妥協はできますが、自分の子供となると話は別。時間をかけてでも教えよう、修正しようと熱が入ってしまいやすい。
その結果子供は疲れてしまい、集中できなくなる。ひどい場合「何で集中できないの」「なんでこんなこともできないの」と怒ってしまう

こうなってしまえばもう勉強どころではありません。嫌いになる練習をしているようなものです。どうすれば効果的に教えることができるのでしょうか、今日も二人に話し合ってもらいます

アキラ:

サクラ、最近うちの子にピアノを教え始めたんだけど、なかなかうまく進まないんだよね。どうやったらもっと上手に教えられるかな?

サクラ:

子どもにピアノを教えるのって、難しいよね!でもまずは「子ども中心のアプローチ」を意識してみたらどうかな?お子さんの興味や性格に合わせた教え方を心がけるのが大事だよ。

アキラ:

子ども中心のアプローチって、具体的にはどういう感じ?

サクラ:

たとえば、ただ楽譜を見せて練習させるんじゃなくて、好きな曲を取り入れてみるのはどう?好きな曲を弾く方が楽しくなるし、モチベーションも上がると思うよ。

アキラ:

ああ、なるほどね!好きなアニメの曲とかだと、もっとやる気が出るかも。目標設定もした方がいいよね?

サクラ:

そうだね。ピアノの練習も、具体的な目標を設定すると進みやすくなるよ。「今週は右手だけでこのフレーズを完璧にする」みたいに、達成感を感じられる小さなゴールを作るといいんじゃないかな。

アキラ:

小さなゴールか、それなら達成しやすいし、子どももやる気をなくさないね。

サクラ:

そうそう。それに「アクティブ・ラーニング」の考え方も使えるよ。ピアノをただ弾かせるだけじゃなく、ちょっとしたゲーム感覚で音当てクイズをしたり、リズムに合わせて体を動かしたりすると、飽きずに楽しく学べるんじゃないかな。

アキラ:

ゲームっぽくするのはいいアイデアだね。楽譜を隠して、耳で聴いて当てさせるとか?

サクラ:

それもいいね!音感を育てる練習にもなるし。あと、「次にどこを改善すればいいか」を伝えるフィードバックも忘れないでね。良かった点を褒めつつ、「次はここをもう少しゆっくり弾いてみよう」みたいに具体的なアドバイスをしてあげると、子どもも次のステップが分かりやすくなるよ。

アキラ:

ただ「うまくできたね!」って褒めるだけじゃなくて、次に何を頑張ればいいかもちゃんと伝えるんだね。

サクラ:

そうそう。あと、子どもの成長ペースや学習スタイルもそれぞれ違うから、無理に一気に進めようとしないで「ダイバーシティを尊重する」ことも大切だよ。うまく弾けなくても焦らないで、少しずつできることを増やしていく感じで。

アキラ:

確かに、同じ年の他の子と比べて「うちの子は遅いな」って思っちゃうこともあるけど、それは良くないんだね。

サクラ:

うん、それよりも「うちの子にとって何が今のベストか」を考えるのが大事だよ。それに、教える内容が子どもの生活にどう役立つかを示すと、もっと楽しんでくれるかもね。たとえば「この曲が弾けるようになったらおじいちゃんに聞かせてあげよう」とか、具体的なシチュエーションでモチベーションを上げてみるのもいいよ。

アキラ:

それいいね!おじいちゃんに披露するって言ったら、喜んで練習しそうだ。

サクラ:

そうだね。最後に、アキラ自身も「教えること」に対して学び続けることが大事だよ。ピアノの教え方の本を読んだり、他の先生がどうやって教えているかを参考にしたりして、自分自身も成長し続けることで、もっと上手に教えられるようになるから。

アキラ:

確かに、自分ももっと学ばないといけないね。子どもに教えるのって、ただピアノが弾けるだけじゃ足りないんだ。

サクラ:

そうだね。お互い学び続けることが、最終的には子どもの成長にもつながるからね。焦らず、楽しみながら教えることが一番大切だよ!

アキラ:

ありがとう、サクラ!なんか気持ちが楽になったよ。さっそく今日から試してみるよ。


まとめましょう。
前提に「自分は自分、人は人」という気持ちを持つこと、つまり「色眼鏡を持ってみないようにする」
ということを意識します。

色眼鏡を見るというのは他人の子供であればそこまで強くはないですが、自分の子供には強く現れてしまいがちです。
子供中心にやっているつもりでも、「自分中心にやっている」ということが起こりやすいんですね

勉強してるのになんで遊びながらやっているんだろう
なんでこれができないんだろう

と、自分の尺度で子供を見てしまいがちです
だから怒ってしまう
「集中しなさい」

親である自分は自分だし、子供には子供の人格がある。
だから、集中できなかったり遊んだりするのには子供本人なりの「理由」があるということを必ず理解してあげなければなりません

その上で、子供に合わせたアプローチをしていく必要があります
集中力を切らしたりモチベーションを低下させいないような方法を行っていく必要があります

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