占い師の心得
本日も私のブログを読んでいただきありがとうございます。
先日、お客様に言われて一理あると合点したことがありました。
そのお客様は若い時より数年に渡って占いに不信感を持っていたと言います。
今回私のところにアクセスされたのにはブログなどご覧になっての判断らしいのですが。
そのお客様がなぜ占いに「不信感」を持たれたかというと・・・
若い時に交際したばかりの相手と占いの館にいって占ってもらった時
年配の占い師に
「あなた達、相性が悪いから別れるわよ」と言われて
かなり不快な思いをしたという。
なにも楽しくデートをしている二人に「別れるわよ」って言わなくても、と。
結果的には別れたのだから当たっていたといえば当たっていたけど、
若い交際したばかりの二人に向かって「別れる」という言葉を
毒を吐くように言わなくても良いのではないだろうか・・・と。
そりゃそうだ・・・。
私が師匠から占い師の心得として最初に言われたことは
『聞かれたことにしか答えない、余計なことは言わない』と
いうもの。
つまり
このお客様のように
交際したばかりの二人が占い師に聞くことって
【二人の相性は?】というようなことで
「二人は別れますか?」と訊くことは滅多にないと思われるんですよね。
そこから推察するとその年配の占い師は聞かれていないことを言ってしまうという
占い師として若干暗黙のルールを犯したのではないかと。
たとえ「別れる相性」だったとしても
二人が交際していく際の注意点やトラブル回避策などを伝えていれば
結果が別れることになっても
本人同士が
「注意されたことを守らなかったからだ」とか
「これも運命よね」などと割り切ってしまうとか。
そんな印象を「占い師」に持っていただいたのではないかと。
そして『占いってあたるよね~』なんて印象までもってもらえたんじゃないかなと。
いづれにしても
あれから40年近くそのお客様は「占い」から遠ざかっていたわけで。
その時、もしくはその後に「ちゃんとした占い」を受けていたら
もしかしたら今、
生活保護を受けるか否かの崖っぷちの相談をされるような道を歩まずに済んだのではないかとさえ
思ってしまうんですよね。
(タラレバですけどね)