シナリオセンターの課題「再会」の脚本を読み直す会
よ。
脚本を書く際のエディタを先日よりiText Proからegword Universal 2にいたしました。気分転換です。4月30日までの期間限定で通常価格7,800円のところ特別価格3,800円となかなかにアツい展開なので、是非チェキ。
脚本家って何故かエディタの設定で頭を抱えたりすることがあるので、脚本を書くことのみに特化したエディタを作りたいと昨年強く思っていたのですが、ただ強く思っていただけで未だに行動に移せてないです。なんとかします。
目次
・読む
・「再会」とは
・先生の評価はこんな感じ
読む
題名 ぼくら、どこへ
人物 小松礼明(17)高校生
(22)パンレコードアルバイト
高野康太(17)高校生
(25)小松の友達
佐々木遼(17)高校生
(22)小松の友達
鈴木誠(15)高校生、パンレコの常連
登場人物の若い頃を同じ役者で使う場合には↑のように書くとよいです。
仮に53歳と7歳の場合は
トージョージンブツ(53)歩く親父
トージョージンブツ(7)走るガキ
と書くと、監督やプロデューサーが役者を用意してくれます。
くれぐれも次のように書かないこと
トージョージンブツ(7)走るガキ
(53)歩く親父
こう書いてしまうと、そんなことは無いとは思いたいのですが7歳を演じる役者が53歳を演じることにもなってしまいます(もしくはその逆)
しかし今書いてて思ったのだが、年齢の上に役名を書くだけで役者がもう一人追加されるってのはなかなか面白いですね。不思議よね。
「再会」とは
過去が現在のドラマの一瞬を表現します。
初めての出会いとは違うことを意識してください。
先生の評価はこんな感じ
・5年前ライブをすっぽかし蒸発した高野。そのことがバンドの解散の原因となった。(この事情が面白い)課題の再会がよく描けています。
・一度は冷たく引き離すも佐々木の一言が効いてますね。"ライブをすっぽかす=ロック"アイデアのあるセリフです。
・但し、小松と高野のドラマなので、p10では佐々木と一緒に高野が現れたらどうでしょう。本人を目の前に気持ちに変化が生まれるはずです。
・許すか許さないかのシーンをもっと描いて下さい。更に面白く(ドラマ)になります。
(今回よりpdfにページ数を合わせました)
学生時代にバンドをやっていたので、脚本を書き始めるようになってからいつかバンドドラマみたいのは書きたいなと思っていました。アコギを弾き鳴らす女の子が出てくるお話は書きましたが、バンドは今回が初めてでした。
バンドとはいっても彼らは昔に高野が消えてしまったことで解散していたので演奏シーンは学生時代のものしか出てきませんけどね〜。
しかし先生のコメントが最高なんです。
p10では佐々木と一緒に高野が現れたらどうでしょう
「それじゃん!!!!」となるピンポイントアドバイスですよ。自分で小松と高野とのドラマと書いてるはずなのに、最後は小松と佐々木の会話で終わらせてしまって、スタジオ向かっちゃってるしね。もったいないですねぇ。10ページとはいえもっと練り込んで書けたはずです。
先日の「古痕」と今回の「再会」というのは、登場人物の過去に深みを与える練習なんですね。
そういえばここのシーンも褒められてた。
普通に下北駅の外観→レコード屋→レコード屋・中で行くよりかは、こういう事するほうがテクいんで、皆さんも使ってみてください。
今回の課題は、課題には沿っているし面白いしで最高でした。ありがとう昔の俺。
次の課題は「男と女」ですー。
どんなの書いたっけな・・・?
ではまた次回!