本科課題その2「マッチ」
シナリオセンターに通っていた頃の課題を再レビューしようの回その2です。
マッチです。あのマッチ。シャッとこすって火をつけるあの。
先生レビューはこんな感じ
・わけのわからない品を高額で売る商人の登場はおもしろい!
(p3)宇宙、女王と理由をつけていますがマッチはどこから誰の物ですか?ハッタリでも手に入れたプロセスを聞きたい。
・火をつけると行きたいところへ行けるマッチ。でも10秒間だけの設定カセが良い。ここを生かして主人公けんとのドラマを作ってほしい。(この20枚はエピソード)
・主人公の今一番行きたいところに意味をつける。たった10秒でもそこに行くことでけんとの何かが変わる。(事情をつける)
・(p20)のシーン、部屋にずっと戻りたいのですか。
個人的にこの課題は「週刊ストーリーランド」的な空気をイメージしながら書きました。他の生徒らには「さては藤子Fの短編が好きだな」とか「世にも奇妙な物語っぽい」だとか言われて全体的に悪くない評価だったことは覚えています。
しかし今読み返してみると、最初にけんとが触っていた二つの商品は宇宙と女王の背景があるにも関わらずブックマッチだけなーんにも説明がないのは気になりますね。。先生の仰る通り事情が足りないんですよね。
・なぜ夕方土手道を歩いていたのか
・なぜ商人はあんなとこで物売りをしていたのか
・なぜけんとは原宿に飛んだのか
その辺の背景をもう少しだけ深く考えればこの課題ももっとよくなりそうです。
こちらの赤字もけんとと商人のセリフがきれいなキャッチボールになりすぎて面白くありませんね。質問と回答ほど面白くない台詞回しもありません。
けんと「俺でも買えそうなのはないわけ?」
商人「財布ン中に一万入ってるね?」
ぐらいにしてしまえば、会話テンポも良くなる上に商人の怪しさももっと出てきますよね。んでもってそれを買う主人公ですからお前も相当おかしいだろとなるわけです。
先生にも褒められているのですが、好きな場所に10秒だけ行けるというマッチの設定は私も気に入っています。最初は1分とかにしてたんですが、ペラ20用に短くしました。
今だったらこれってVRとかで再現できそうですね。
友人でありシナプスCTOでもあり、私の技術メンターでもあるもっちくんへ、この課題をVRゲーとして再現してどうぞ。
以上
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