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シナリオセンター 本科課題「ハンカチ」

シナリオセンターというのは表参道にある脚本の書き方を教えてくれる学校です。

8週間講座→本科→研修科→作家集団というふうにランクといいますかクラスがありまして、課題をこなしていくことで上のクラスに上がることができます。

「課題をこなした者のみッッッ!!!上に上がれるのだッッッ!!!ピシッ!!!」と8週間講座の際に講師が言っていたような言っていなかったような。言っていなかったかな。

課題というのは本科であれば「ハンカチ」「マッチ」といったふうに決められたお題に沿った脚本を書くのです。面白くなければいけないので、これってもう、大喜利みたいなもんですよね。

シナリオセンターではこの課題のことをペラ20やら20枚シナリオと呼びます。原稿用紙でいえば10ページ分ですね。ペラは半紙ですので。

本科では課題が20、研修科では課題が30あります。毎月4本までしか出せません。出しても良いし出さなくても良い。優しいような優しくないような。

去年は個人的に悲しいことがたくさんあり心境変化の多い年でした。

なので改めて今、今年3月で脚本を書き始めてから3年になる今、シナリオセンターの課題を本科から読み返し、先生の愛に満ちた辛辣な指導メッセージも含めて、私の感想をブログにしようじゃないかと思いこうしてnoteを始めることにしたのでございます。

これから脚本を始めようと思っている方にちょっぴりでも参考になったりすれば嬉しい限りでございます。

どうぞよろしくお願いいたします。

本科課題 ハンカチ 「さっさと渡せ」


シナリオセンターではプリントしたものを提出し、最終ページの後ろに講師が感想を書いてくれるのです。私が所属していた本科YEの担当講師は原田講師でした。とても素敵な女性講師でした<3

もうこれがねとてもじゃないですが読めんのですわ。初めて課題を返された際に生徒一同「ちょw読めないw」と言った空気になっていたことを思い出します。3年経った今読めないかと思ったのですが、とても読みにくいだけで読めます読めます。

※これからのドラマ楽しみにしています。思い切り作者の世界を描いて下さい。
・人物(たち)のキャラクター 抜群 上手!ドラマはまず登場人物を観客が見ていたいと思うことが大事。太田、花、佐藤の絡ませ方あきさせない。花の拒絶の描き方けっさく。
・拾ったドラえもんのハンカチを花に返すタイミングがつかめない太田の(解読不可)(p6・p10)も花のキャラクターが光っています。
・花を気(好き)にならない太田の憧れとか恋心をもう少し描いて欲しい。(p20)しずかのセリフで拒絶するならまだ楽だけど花の本心のセリフを言われるときついです。ショック度(失恋?)を明確にしては。
こんな気持が見えるともっとおもしろい
・ハンカチを返せないのはタイミングの問題だけですか?
・返したくない? きっかけにしてもう一歩親しくなりたい?

ありがたいことに一発目の課題からキャラクターを褒められていますね。私に才能がある証拠です。
「そりゃ脚本勉強する学校なんだから褒められて当たり前だろ」と勘違いする方もちらほらいるんですが、一発目でズタボロに言われて教室がズンと重くなっちゃうようなこともあります。シナセンはガチです。ガチマッチが常に行われているんです。肝に銘じてください。

個人的にはp6の事務員がしゃがみこんで花を見ているシーンで、主人公太田の花への愛の気持ちの暗喩的なのを意識してみたのですが、今読み返してみても全くそんなの伝わらないですね。なんというか行数稼ぎに無理やり時間経過させてるだけでしたわこれ。
あとは「頭はたく」とかいう、ド頭に主人公の頭を叩くためだけに生んだようなキャラクターセンスですよね。なんなんだこいつは。

原田先生曰く、ハンカチの課題で男性の作家の8割は嗅がせようとするみたいです。私は嗅がせ未遂で済んでいます(p12)。本当は嗅がせるつもりでしたが、太田はおもしろナード野郎なので嗅がなかったようです。よく我慢した。

さてここらで終わりといたしますかな。
久しぶりにブログを書いたのと、課題レビューの勝手が分からなかったのでぐだりぐだりと書いてしまいましたがもう少しルールを決めて書いてみましょうかね。本科は残り19課題あります。お付き合いいただければ幸いです。

レターポットはこちらになります

ではまた次回〜。

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