満州国向けの「スーパーセミイコンタ」
「イコンタ」は、カール・ツァイス財団傘下のツァイス・イコン社が1929年に発売した蛇腹式6x9判のスプリングカメラです。6x4.5判が登場したのは1932年。
この個体は、ドレーカイル式の距離計連動装置を搭載した「スーパー」モデル。レンズは「テッサー7cmF3.5」で、シャッターレリーズはボディー側にあるボタン式。「コンパーラピッド」の表記が見られるので「スーパーセミイコンタII」ということになるでしょうか。
(米国式の呼称だと「スーパーイコンタA」ということになるのかも