形骸化した定例MTGを活性化させたい!当社なりの「ウィンセッション」導入1ヶ月目の効果
導入背景 - これまでどうしていたのか
弊社は全体として10名、代表と私以外はエンジニアであり、基本フルリモート&カメラオンを強制しない体制をとっています。
弊社では、これまでWeekly Meetingという定例会議を行っていました。
このミーティングでは、各メンバーがバリューに基づいた行動や成果をお互いに記録し、そのあとはプロジェクトリーダーがその週の進捗を報告します。そして、その後に全員で雑談をして親睦を深めるための時間を設けていました。
しかし、リモート環境でカメラオンも強制しないこともあってか全体を通して反応が薄く(わからず)、話すことがある人だけが一方的に話して淡々と終わる、といったことが多々ありました。
その結果、メンバー全員が積極的に参加しなくなり、次第に「この定例はなんのためにあるのか?」という声まで出るようになりました。定例ミーティングが形骸化し、会議自体が目的を失いかけていました。
ウィンセッションとは?私たちに合うようにアレンジ
そこで、私たちはこの状況を打破するために「ウィンセッション」を導入しました。
ウィンセッションとは、OKR(Objective and Key Results)というフレームワークに基づき、チームが難しい目標に向かって進捗したことをお互いに賞賛し合うセッションです。
進捗報告だけでなく、メンバー同士が達成したことを称え合い、チーム全体のモチベーションを高めることを目的としています。
私たちの会社ではこの手法をアレンジし、バリュー体現やプロジェクト進捗報告をなくし、「今週できたこと」を仕事やプライベート問わず、どんな些細なことでも発表して賞賛するというルールに変更しました。
さらに、必ず全員が発表し、発表前・発表中・終了時にはスタンプで称賛し合うという形式にしました。
時間は30分間厳守に設定し、だらだら長引かないことを約束しました。
↓ウィンセッションはさまざまなやり方がありますが、こちらの記事が私たちの取り組みのイメージと近かったので貼っておきます。
1ヶ月運用してみてどうだったか
当初はルールが守られるか不安でしたが、運用を始めて1ヶ月、全員が積極的に「今週できたこと」を発表し、予想以上に会話が弾むようになりました。
これまで雑談であまり反応がなかったメンバーも、全員からスタンプでのリアクションがあることで楽しんで参加してくれるようになり、会議の雰囲気が一変しました。
代表からも「ウィンセッションいいね」と毎週フィードバックをもらうほど、導入の効果が感じられています。
スタートアップの環境では、長期的な取り組みや厳しい時期が続く中、進捗やバリューにだけ焦点を当ててしまうと、チーム全体のモチベーションが下がることもあります。
しかし、週にたった30分間でもメンバー同士が「できたこと」を称賛し合う時間を持つことで、チームの一体感が高まり、メンバー間の信頼感も強まることを実感しました。
もちろん、ウィンセッションも長期間運用すれば形骸化する可能性がありますが、その時は再び新しいアイデアを取り入れ、チーム全員で乗り越えていきたいと思います!
組織の活性化に悩んでいる方は、ぜひ自社なりの「ウィンセッション」を取り入れてみてください。
些細なことでも称賛し合う時間が、チームの結束を高めるきっかけになるかもしれません!
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