38歳になりまして 後編 〜次世代の脱ペーパードライバー大作戦〜
古賀章成です、自動車開発テストドライバーという仕事をしています。先日38歳になりまして、なった気分を下記の通り文章に残しておこうという気持ちと、日頃お世話になっている方々への近況報告・生存報告的な意味合いで、つらつらと書いております。
勝負の一年
まぁ、勝負してない年なんてないんですけど、そして、幾つになったって勝負したけりゃすればいいんですが、”タイミング”ってのがやっぱり人生の中にはあって、それが”来てる”がしています。いや、
やっと掴んだチャンスだな
と、表現するのが素直なのかもしれない。素直な気持ちというのはなかなか恥ずかしくて外に向けていったり書いたりするのは恥ずかしくて。
チャンスと言っても、そろそろお金が儲かるとかそういう感じのチャンスではなくて(それは後からついてくるものだし、ついてくるくらいのいいものを作ることを考えるのが先だろう)、
本当にやりたいことができる環境、仲間、金銭的な目処、社会的な需要これらのバランスのちょうどいいところが、この2023年だと思っている。
そしてぼくの年齢、38歳、外見よりも鍛えてるぶん動けるし、クルマに触れて乗ってる数と時間も、おそらく今、日本一 だと思う。今ぼくよりクルマに乗ってる/乗れる人は数えたほうが早いと思う。今日から1年、だ。
何を企んでいるかはもう少し秘密
既に受講された方々向けのステップアップ練習会
広島/三重の広いコースを使った、いろんなクルマを走らせてみる会
北海道での雪道特訓合宿
ドイツ・イタリア・フランス各地の自動車メーカーミュージアムツアー
具体的にはもう少し細かいのはあるんですけど、上3つくらいはパイロット版をやってみたいし、ヨーロッパには既に支部が出来てるので、その気になればすぐにでも案内してくれる仲間がいる(というか彼らは既に行って来たという…)。
YouTubeはやらんのか?
やりますすみません、なんだか正直なところ今年明けてからずっと体調が悪くて、体調が悪いというか、気持ちが前向きにになれなくて、職場に出て車両をセットしたり積載車で納車作業したりする「接客や作業」は問題ないんですけど、自分の表現となるとどうにも、一つ前の”前編” で触れた友人との別れがチラついてしまって、どうしても手が止まってしまって。もちろんそれは言い訳だし、それを乗り越えないと彼彼女もいつまでもうだうだしてないで自分がすべきことをしなよって言ってる気もするんですが、なかなかどうにもこればかりは自分の気持ちがちゃんと前を向くまで、焦らずにやろうと思います。
車折神社に行きたい
ご存知ですか、車折神社。個人的には、そのHPがHTMLベタ打ちな、阿部寛氏のHPに負けず劣らずなストロングスタイルがとても好きなのですが、それはそれとして、芸能(芸術)の神様もいらっしゃり、神社の中にさらにある芸能神社が、今なかなかTwitterなどで話題になっています。
クルマのお祓いもしてくれるということで、これからまた多くの人たちの練習車、訓練車となるアクセラ教習車も、お祓いしてもらってこようかなと思っています。
人材育成、実力向上、圧倒的主観に基づく表現
この3つを丁寧にやっていけば、求めている状態に近づける気がしています。後輩を育て、自分はその先を行き続け、ぼくでなきゃ出来ないことを色んなところで出していく。これまでぼくは、
客観性がない
と言われ続けてきたし、自分でもそれが出来ない(客観的に物事を見ることが苦手である)ことはわかっていた。しかしある日気づいたことは、
客観的であり、客観的に見て多くの人がヨシとするものを作るだけなら、ぼくじゃなくていい。 つまりゼロから新しい社会的価値のあるものを創造するためには、最も弊害になるのが 客観性 なのかもしれない。言い過ぎか?言い過ぎか。 けど、既に多くの人がそれを知っているかもしくは耳にした瞬間、「そうだね、いいね。」っていうサービス・プロダクトって、それはマーケティング的には勝利だけど、多分クリエイティブの本質ではないんじゃないかと思う。
で、クリエイティブって何かっていうと、この世になかった価値や感動を生み出す作業であり、それは、他者のご機嫌を伺うのではなく、圧倒的な主観から生まれてくるものではないかと、少しの受け売りも踏まえながらそう思う今日この頃。
4年ぶりの健康診断
全然関係ないが、4年ぶりに健康診断を受ける。会社を辞めて4年間フリーで暮らしてて、健康診断をまともに受けていなかった。さあ、どうかな。
こないだ、不覚にも転倒して50cmほど下の側溝に背中から落ちて、肋骨にヒビが入ったかと思ったが、レントゲンを撮った結果、
「ヒジョーに綺麗!」
で、帰された。そうは言っても。今回はつけられるオプション全てマシマシで受けることにした。身体は資本ですからね。
そんなわけで、少しずつ元気を取り戻してまして、この誕生日を境目に6月以降、いろいろ仕掛けていきます。
それでは、これからも何卒、自動車開発テストドライバー古賀章成を、よろしくいたします。
古賀章成