【2020年振返り】なんでも背負って生き急いできたわたしは、ぜんぶ手放して自分だけを真ん中に置いた。
2020年、わたしは新しい人生をはじめることにした。
今年のテーマは「BE SELFISH(自分本位)」
BE SELFISH
本当の意味で自分本位に生きることを決める。それは自分の人生の手綱を握ることだし、責任感で動くことでも、必死に頑張ることとも違う。自分が真に心が満たされるものだけで生きていくということ。
これまで「誰かのために」「責任があるから」「私がいないと」そうやってなにかを背負うことで前に進んできたわたしが、ぜんぶ手放して「自分を真ん中に置く」ということを実践した1年だった。
新型コロナウイルスという全く予想もしていなかった出来事が起きたけれど、そのおかげで人生が加速度的に変化した部分もあったように思う。
私自身のコロナ禍の変化や本音は、このnoteにたっぷり書いてあるのでよかったらどうぞ。
「自分本位」な2020年から、「あなたに届ける」2021年へ。
この1年を振返り、来年の抱負も最後に少しまとめてみようと思う。
人生は選択の連続だ。
「戦いから降りてもいい。」
そんなことを自分が思う日が来るなんて、想像もしていなかったし、追い込んで自分を高めるのに必死な毎日はもういいかなって思えたことは、私の人生における最大の変化だったかもしれない。
思えば、この1年でたくさんの「選択」を繰り返してきた。
<備忘録:オア明奈の2020年>
1月:3ヶ月のおやすみを決めて、ニュージーランドへ
2月:NZの自然と人に癒やされ、5年以内にこの土地への移住を心に決める
・オンラインサロン「ONDO」をスタート
3月:ロックダウン寸前にギリギリ帰国(帰国日が東京都知事の緊急会見の日)
4月:オンラインで提供出来る仕事を模索し一気に切り替え
・オンラインでのライフログ講座をスタート
・毎週インスタライブ
5月:CRAZYの社員から業務委託へ
・NZライフスタイルブランド 「iti」 創業
・SHE likesでの特別講座がスタート
6月:向こう5年のライフプランを考えて、卵子凍結を実施
・母の癌が発覚
7月:大阪で1ヶ月家族を支える生活へシフト
・母の手術と闘病サポート
・ライフログスクール1期生スタート
・佐賀県庁さんとの「いいふうふの日」プロジェクトスタート
8月:「iti」オンラインショップ&オンラインサロンをスタート
9月:35歳人生の節目を迎える
・誕生日イベント@IWAI
・佐賀、長野、大阪、と旅と出張で拠点を転々と
・色々取材を受ける
10月:ライフログスクール2期生スタート
・沖縄でワーケーション
・CRAZY CELEBRATION AGENCY オンラインイベント納品
11月:佐賀県庁「いいふうふの日」プロジェクト
・特別企画展 「佐賀に生きる、わたしの日常」 @佐賀県波戸岬
・アートブックの制作
・京都でワーケーション
12月:2021年に向けた準備
・ライフログメソッドの再構築
・出版プロジェクトスタート
・iti コンテンツ整理とコミュニティアップデート
なにかを手に入れたら、なにかを手放さなければいけない。それが人生。
全部は手に入らない。それなのに多くを求めてしまう。それが人間。
そんな中で、当たり前にそこにある日常が愛おしいと感じる瞬間と、今ここにある当たり前が突然なくなってしまう現実を知った1年だった。
2020年の3大トピック
1)3ヶ月間のニュージーランド暮らし
私にとって浄化の地であり、余白と新しい価値観を手にした時間。ニュージーランドに行ったことで、理想のライフスタイルが見えた。
急ぐことなく穏やかに、その土地に自分をなじませていくこと。出来る限り日常を味わい、自分の心地よいペースとスペースを保つこと。それが自分の本来性に立ち返るきっかけになった。
「あきなは生き急ぎすぎ。もっと余白を持ったほうがいいよ」この5年で色んな人に言われてきて、「そうだよねー、わかってるよ」くらいにしか思ってなかったけど、改めて余白と余裕が人生にもたらす効能と、クリエイティブに与える影響を実感した3ヶ月だった。
2)CRAZYを卒業したこと
2015年1月にジョインをしてから丸6年。人生のすべてだった場所。
5月に社員から業務委託に切り替え、フリーランスとして独立した。組織に属しながら、個人のブランドも磨く道を選んで5年を過ごしたこの場所を、CRAZYがビジョンを見直し組織体制変える決断をしたタイミングで離れることは、お互いにとってwin-winだと思った。
29歳~35歳という私の30代前半の人生をかけたCRAZYという場所は、わたしの全てで紛れもなく青春の日々。たくさんの人に出会い、支えて頂き、みんなで理想と想いを形にしてきた本当に充実した6年間でした。
わたしはCRAZY創業時の社名「UNITED STYLE」が大好きで、「私達は会社ではない。スタイルを持った個人がユナイト(集う)ことによって世界を変えていくプラットフォームであろう」という考え方に共感してCRAZYにジョインした。
きっと会社と従業員という形ではなく、独立した個人がスキルを共有するワークスタイルは、これからもっと当たり前になっていく。
スタイルとは、「世界に対して自分の在り方を示すもの」だと思うから、それぞれのスタイルが共感や共鳴を生んでスタイルでつながっていく場所をわたしもつくりたい。
お金や物質ではなく、信頼と世界観でつながる。そんな共感資本社会の実現に向けて、私はこれからも「人生を祝う」のプロとして、人生を肯定する機会を私らしく提供することで、30代後半の自分の人生を謳歌しつつ、時代に爪痕を残していこうと決めた。
3)ライフログ(振返り)をサービス化したこと
私が自分のために10年以上続けてきた唯一の趣味が「振返り」。
帰国後、リアルで行う企業イベントや結婚式が軒並みキャンセルや延期になって、同時に、誰もが経験したことのない世界的なパンデミックで先が見えない現実を前に、「これからの人生どうしていこう」とこれからのキャリアを見直す人、理想の生き方を模索する人に対して、私にはなにが出来るだろうと考えはじめた4月。試しに自分の振返り方法を体系化して教える中で、「人生肯定」という指針が見えてきた。
4月から12月までの9ヶ月でわたしが実施したライフログ関連講座は全30回。受講者は延べ1084名。解説動画視聴チケットの方もいれると、1100人を超える人にお届けした。
自分のために続けてきた人生の振返りが、こんなにもたくさんの人の力になれることを知った1年。驚きと同時に、喜びと幸せをたくさん受け取りました。本当にありがとうございました。
#2020年わたしの選択
この3つ以外だと、昨年の父の他界に続いて、母の病気が発覚して、即実家に戻って母の看病を中心においたことも大きな選択。
自分のオンラインサロンをスタートしたり、ニュージーランドライフスタイルブランドやコミュニティを立ち上げて、価値観でつながるプラットフォームを作ったことも大きな選択。
なんでも自分でやってみるから見えたことがある
働く拠点を変えたり、家族の病気と向き合ったり、新しいサービスを始めたり、コミュニティをいくつも立ち上げたり。とにかくいろんなことを「やってみる」1年だった。
得意不得意が明確で、細かい作業や管理が苦手な私だけど、今年は全部を知るために一通り自分でやってみようと決めて、プログラム開発、講座のチケットサイト作成、スクールの設計や配信、Youtubeの編集や問い合わせ対応まで全部自分で手を動かした。
誰かに依頼した方が簡単だし、得意じゃないことは時間がかかって非効率なこともあったけど、だからこそ学んだことがたくさんあった。想いに共感して集まってくれる人がいて、支えてくれる人への感謝も溢れ続けた。
あとあと、書くことで救われてきたこともたくさんあったなぁ。今年1年で書いたnoteは42本。いつしかnoteが私の頭の中を開放する最大の相棒になっていた。
ありがとう、noteさん。来年はもっと一緒に過ごそうね。
風の時代に突入した2021年、36歳年女。
12月22日に「グレートコンジャクション」を迎えて、220年続いた「土の時代」から「風の時代」に移り変わった。土の人、土の時代にちゃんと感謝して、自分の心に正直に、2021年もたくさんの選択を重ねながら風に乗り、風を吹かせる人でありたいと思う。
そういえば、今年は人混みを避けるためにも幸先詣に行って、張り切って絵馬も書いてきた。
2021年のテーマは「あなたに届ける」
2021年前半は執筆、ライフログスクールのアップデート、コミュニティの土台作りに集中する予定です。
ここまでの35年、もう十分自分のために生きてきたなぁと思う。だからここまで「自分のために」やってきたものを「あなたに」届けます。
ということで、今年ライフログ講座を受けてくれた皆さんに感謝を込めて贈ったお手紙で2020年の振返りを締めくくります。
ありがとう、2020年。
【オア明奈よりお手紙です】2020年ありがとうございました。(全文)
https://mailchi.mp/fb5bfdbfdd8f/2020lifelog
photo by Ayato Ozawa