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自分を信じて貫いてさらけ出すこと〜マイリー・サイラス グラミー受賞を通して〜

お祝いしたい。
私の永遠のアイドル、Miley Cyrusが遂にグラミー賞でレコード賞を受賞した!

クラシック畑で育ってきたものの幼い時から洋楽が大好きで、今は世間の音楽は知っておこうと言う謎の使命感でグラミーだけは欠かさずチェックしている。

レコード賞とは主要4部門の中で、所謂シングル曲に贈られる賞。

楽曲賞作詞作曲者に贈られる一方、レコード賞はアーティストだけでなくその曲の制作に関わった全ての人に贈られる賞なのでとりわけ嬉しい。

因みに、最も栄誉あるとされるアルバム賞はみんな大好きテイラー・スウィフト。

さて、マイリー・サイラスといえばディズニーチャンネルを観ていた人がいれば知ってると思うが、あのハンナモンタナの女の子♡!

海外セレブ情報キャッチ女子だった中1の私は、年齢とは裏腹にドスの効いた父譲りの声を聴いて、

「こりゃすげえ!アイドル終わっても只者じゃねぇ!」

と、誰よりも早くマイリーを知ってたと言いたかったがために、まだ輸入版CDしか販売されていなかった頃にHMVでハンナモンタナのサントラを購入し、全部歌って全部覚えたのが懐かしい。

自叙伝 "Miles to go"


写真の本は彼女の自叙伝。日本では勿論手に入るわけないので、アメリカ在住の叔母に買ってきてもらった。部屋の壁はマイリーで埋め尽くすほど熱狂的だった。だって1つ歳上なだけなのに、歌も上手くて超可愛かったから!!!

そんな彼女もアイドルと言う型を破るために、ハンナモンタナ放送終了後、音楽スタイルも変え、ファッションも変え、良くも悪くも目まぐるしく変わった

そんな彼女についていけずファン達が少しずつ離れた頃、私もちょうどやれ受験だ、やれ声楽だで忙しくなり、自然とマイリーから離れた。もちろん新曲は毎回チェックはしていた。

今回受賞曲となったFlowersがリリースされ聴いた時、文法的や単語的に簡単な英語のテキストと言うのもあってか、はたまたそんなシンプルなテキストに全てを表現できるマイリーに驚愕して、

「ここまでできるんだ、すげぇ、やっぱ好き!

と、鬼リピートした昨年であった。

私も大人になって、彼女への見方が変わったのも事実である。

ステージ上で大麻、クソデカ鉄球にで跨るMV、クィアのカミングアウト、マイノリティへの支援組織の設立、完全な大麻絶ち公表、結婚、直ぐ離婚 etc...

私生活に合わせるようにファッションも楽曲も全く違う人の様に変化したわけだけど、大人になると分かる。

彼女はいつも自分に正直だった。
嘘がない。
全部曝け出すとてつもない表現者。

大人になると世間体愛想よくする事をイヤでも覚えるこの世の中で、自分の気持ちに正直に向き合い、それを表出する事がどれだけ大変なことか、凄まじいことか分かり始めた。

ステージ上で良くも悪くも隠さず全部表現する彼女は、全く次元は違うけど、ステージに立って歌うことがある私にとってお手本である。

「良い部分も、弱い部分も、恥ずかしい部分も、カッコいい部分もマルッと全部認めて、曝けだしてステージに立てるかな?」

と、常に自問自答し、端くれながら歌と向き合っている。

だから、私にとってマイリーが "偶像" というアイドルであることは中1の頃から何ら変わってない。

新曲を出せば毎回そこそこ話題になるけれども、グラミー賞受賞という所までは中々たどり着けずにいたマイリー。

賞のために書いてるとは一切思わないが、自分の仕事を自分のスタイルで、自分に正直にティーンエイジャーの頃から続けてきた彼女のこの受賞を、お祝いせずにはいられなかった。

これからもイイ曲を楽しみにしたいし、何より日本に来いよ!!!!!(切実)

本当におめでとう!!!!!

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よしだ あき
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