自己プロデュース力
濃密な2日間を過ごしたからなのか家に帰ったら体が
「とにかく寝かしてくれえええぇぇぇ」て言ってるようだった。
めちゃくちゃ疲れていたんだろうなぁと思った。
その時にその2日間の出来事を振り返りながら
あることを思い出した。
2010年頃かな、細かく覚えてないが、地上波のテレビを見ていた頃
お笑い番組ばかり見ていた時期があった。
その時期は別に何か目的に燃えていたわけでもなく
何となくブックオフに寄るっていうのを繰り返した時
島田紳助の「自己プロデュース力」という本を見つけ、買った。
何故買ったかといわれても何となく面白そうだから、だったのかな。
タイトルが目に入って興味性をくすぐられたのかな。
島田紳助が好きだったかといえばそんなに死ぬほど好きではなかった。
ただ色んな本を出してるよね、ていう印象はあったので買った。
はじめて読んだ時は
「ここまで色々考えないと芸能界で生き残るのは難しいんだなぁ」
と感心したような記憶がある。
そこからの何年間で事あるごとにやることない時に
家にあるから何となく読むっていうのを繰り返してると
元々はDVDを本にした内容だということ
緻密な自己分析と時代背景の分析をしていること
お客さんのターゲッティングを明確にして漫才を作っているということ
テレビタレントとして売れるために環境を理解し、戦略を立てていること
などが分かってきた。
特に今覚えているのはテレビ番組で誰かに話を振った時
与えられる時間は大体5秒くらいだという。
なのでその短い中でタレントは
要点を出来る限りまとめて話さないといけないのだという。
司会者や芸人が一人で長くトークをする場合でも30秒までと
島田紳助はその本で書いてあった気がする。
何故かというとそれ以上長く話すと視聴者の集中力が切れて
誰も話を聞いてくれなくなるというのだ。
そしてこれは面白いなと思ったのが
一人に与えられる時間が短いからこそ
ペテン(詐欺)が出来るという話があった。
どういうことかというと島田紳助が司会者として情報番組をやる場合
その番組に出る複数のコメンテーターに番組の収録が始まる前に
ざっと専門分野の話を聞いて概要を理解した後に収録するらしい。
なのでその分野の全てを知っていなくても理解した内容を話すだけで
「その司会者がその分野について何でも知っているように聞こえる」
というのである。
これって今の俺にも必要なスキルなんじゃないかと思った。
全てを知っていなくても語れるというだけでその人の世界観が出る。
これを情報発信というんじゃないかと。
断捨離に燃えてた時期に売っちゃったから
今俺の手元には島田紳助の「自己プロデュース力」という本はないが
読めばまた発見があるんだろうなぁって思った。
キンドルで出たら買おうかな・・・さすがに出ないか笑