2021年大晦日までやった明後日の方向『赤目』は無事千秋楽終えました!感謝!+α
こちらnoteに書きそびれてしまいましたが、
2021年大晦日まで出演していた舞台、明後日の方向『赤目』
無事千秋楽まで上演することができました。
『赤目』観ていただいたお礼や、関係者各位へのお礼、
そして、わたしの思ったことを正直に書こうと思います。
もしかしたら、ひとによっては正直に書き過ぎじゃないかと思うこともあるかもしれないです。
<余談>
けれどまーなんでもそうかなとも思います。
ひとによって感じ方・受け取り方が異なるので。
ポジティブな言葉やおめでたい報告の言葉でも、どこかのだれかにとっては苦しかったりしんどかったり聞きたくなかったってこともあると思う。
けれど、それらすべての可能性を網羅して、だれひとりそんな気持ちにさせない言葉・発信って・・?って考えると、そんな言葉はないようにわたしには思えて、すべての可能性拾い上げると何も書けなくなってしまいます。
しんどい気持ちとかにさせたい意図はなくても、いろんな受け取り方の可能性があることも想い、
それでも、わたしはわたしの書きたいように書きます。
劇場まで足を運んで観ていただいたみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
ほんとうにありがとうございました。
また、配信でご覧いただいたみなさまも、ほんとうにありがとうございました。
アーカイブでも1/13(木)13:00までご覧いただけます。
『赤目』という戯曲、わたしはおもしろい戯曲だと思ったし、『赤目』を書かれた斎藤憐さんがどのような思いで書かれたのか・・
真意はわからないものの、こうかな?ああかな?と探していく作業は楽しかったです。
今回、明後日の方向の『赤目』として、我々が短期決戦で挑んで上演した作品が、観ていただいた方にとって、書かれた戯曲そのもの、言葉たち・・それ以外・・
観てよかったなと思った方もあんましだった方もいたかと思います。
なにかどこか一瞬でも、心揺さぶられたり、お持ち帰りできるモノがあったなら、うれしいなぁと思います。
Twitterに感想を呟いてくださったみなさまもありがとうございました。
『赤目』というワードだと、違う検索が多数あって、見落としもあるかもしれないですが、見つけられたものはお礼の感謝の意味を込めて、♡マーク付けました。
ありがとうございました。
今回出演した“明後日の方向”というのは、『赤目』を演出した黒澤世利さんが主宰し、新しく立ち上げた“あたらしいあつまり”の演劇サークルとのことです。
文字にそれぞれリンク貼っておきましたが、明後日の方向についてこのように書かれています。
↑PCを写メったのでキレイじゃない💦
書かれてる中の詳細なところには、
さまざまなせりさんの理想?夢?野望?のようなものがあります。
例えば、東京だけじゃなく他の地方に住む素敵な俳優(今回『赤目』では3人)と一緒に創作すること、他にも、お子様を持つ俳優やスタッフとも創作すること(これも今回、俳優スタッフ共にいて現場にお子様がいたりもありました)、演出家・俳優・スタッフ‥みんなが等しく意見を言い合い創作できるような現場を目指していたり、他にもいろいろあります。
わたしが把握しきれていない、せりさんの目指したいものもあるかと思います。
わたし自身、せりさんの目指していることすべてわかりきってるわけではないけれど、わたしの認識するせりさんの目指していることに関して、応援したい気持ちでいるし、今回『赤目』はその立ち上げ、実験公演的なものに関わったこともあり、今後も、わたしが力になりたいと思うことは惜しみなく力になりたいと思っています。
共に挑んだ共演者について、あくまでわたしが思う思ったこと書きます。
思うことのぜんぶ書くのはアレだから絞って。
公演詳細記事に最初の印象(生で会ってない。オンラインのみ)を書きましたが、本番約二週間前にようやく対面して稽古しながら過ごして、みんなのこと更に知ることができた°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
ひさ枝(蔭山ひさ枝)は、最初優しそうな印象持ってて、実際に会っても、優しくって、強くって、可愛いなーと思う。
千秋楽後のおわりの会という振り返りの会で、ひさ枝の今までのお芝居経歴や環境などでの感覚の違いがおもしろくって、その後に個人的にもちょっと聴いてみたのだけど、まだまだ話聴きたかった。
わたしの役のあるシーンがツボだったみたい。
カミケン(上条拳斗)は、オンラインの時は、はにかみ笑顔が印象的過ぎて、ずーっとにこにこ笑顔の方なのかと思っていたら、そういうわけじゃなかった。結構へんてこりんで、紫のバラの人みたいで、真面目でしっかり者で、周りをよく見てて、繊細でシャイだなーと思う。
前に日記に書いたけど、わたしの創ったピアスを購入してくれた。感謝。
カミケンが、おわりの会で話して触れていた話をもう少し掘り下げて聴いてみたかった。
わたしはコロナ関係なく、同じようなことを思っていたことがあったから。
たかおさん(菅野貴夫)は、やっぱりへんてこりん。そして、優しい。優しくてかわいい。
わたしは今回数役演った中で、ひとつ、たかおさんと絡みが多い役があって、わたしがどうしてもなんだか通ってないなーと個人的に思うことがあって、けれど、ある時の稽古の時に、あっと思えて通った。
客席からは見えない、わたしだけが見えてるたかおさんの役のお顔を見れてハッとさせられて楽しかった。たかおさんかっこいいなーって思ったこともあった。
たくちゃん(國松卓)は、最初の硬派な印象もあれど、真面目で、ある意味素直だなーって思うし、ある部分で自分ってのがしっかりあるなーと思う。
あと、たくちゃんのこと思ってたら、あーもしかしたら、ある部分で、昔のわたしと近いモノがあるのかもしれないなーと思った。わかんないけど。
でも、そう思った。だから、深いとこに触れる話をする機会があったら、聴いてみたいし、わたしこんなことやったよーとかの話してみたい。
たろちゃん(高田遼太郎)はかわいい。すごいなと思ったし、よく頑張ったねと思う。本人にも直接伝えたくて言った。仕事しながら、やっと始まった二週間の稽古期間も週末だけ東京に来て稽古するというスケジュールの中での彼のやれる限りやったんだろうと思えて、わたしは心ではハグの気持ち。
彼自身がもっとやれたかったし、やれたと思っているだろうこともなんとなくわかるから、またご一緒する時は、新たなたろちゃんを知れるんだろなと思う。
なおえ(直江里美)は、かわいい。ひとりごと多くて泣き虫(笑)
一生懸命だし、真面目だし素直だなーと思う。
よく、みんな個性的だけど自分は普通、みたいなこと言ってたけど、普通ってなんだ?なおえも十分個性的だけど、ってわたしから見ると思う。
わたしがアホみたいなこと言ってて苦笑いしていた。
自信なさそでありそでなさそでありそで・・ごちゃごちゃしてるのがおもしろいなーと思う。
なおえもわたしの創ったヘアゴムを娘さんに購入してくれた。感謝。
りょーた(野村亮太)は、マイペースで、しっかりものだなーって思う。
そして、優しい。フットワークも軽そうな感じもする。
お芝居にあそび心持って取り組むのもいいなーって思う。
繊細でもあるなーって思う。ある話を聴いてて、それ以上深いとこ触れていいのかわかんなくって、そのときは触れられなかったけど。
おうちも近いからまたごはん食べ行ったりしたい。
りょうくん(渡邊りょう)は、いつ以来かな?何度か共演したけど、今回、もしかしたら一番絡みがあったかも。りょうくんとは、ある部分で共通言語もあるから、りょうくんがいてくれて、わたしは安心感もあって頼りにしていた。わたしのアホみたいな遊びに付き合ってくれたりする反面、冷静に全体を見る目もあって、しっかりしてるけど、へんてこりんでおもしろくって、優しいなーって思う。今回で好き度上がった。
以上。
再び一緒にできた方も、今回初めて出会えた方もひっくるめて、わたしはみんなにお疲れさまでした!とありがとうの気持ち。
ほんとうにありがとうございました。
またご一緒したらば、仲良くしてもらえたらうれしいなと思っています。
スタッフのみなさまも、ほんとうにお世話になりました。
お疲れさまでした。ありがとうございました。
また同じ現場になった時はよろしくお願いします。
演出助手のミズキ(ヒザイミズキ)は、オンライン中のみだったけど、特に読解面で全体サポートしてくれて、ゲネ観て、的を得たこと言ってくれた。
舞台監督の大石さん(大石晟雄)は、いつも一個プリセット忘れちゃうわたしに優しく指摘してくれた。千秋楽でようやくプリセットできたから自ら言いにいった(笑)千秋楽終わってお話できて良かった。
照明の愛ちゃん(小林愛子)は久しぶりにご一緒した。千秋楽後のみんなへのメッセージが素敵だった。
本番オペの永さん(松本永)も久しぶりにご一緒した。わたしは永さんがいてくれるだけで安心感があった。
ムーブメントのまりえさん(小林真梨恵)は、時間ない中だったから、我々のベースにまりえさんエッセンスを加えたり修正したりだったけれど、まりえさんの感性というのか、わたしは好きだった。
音楽・演奏の後藤さん(後藤浩明)は初めて来た稽古場数分でもうできた的なことおっしゃってて、まじすげーと思った。
後藤さんと、同じく演奏の藤田さん(藤田奏)と、場当たりで初めて、音楽とお芝居と合わせて、わーと興奮した。本番中もやっぱり生演奏だから、毎回違っておもしろかった。
舞台美術の袴田さん(袴田長武)は、わたし別の現場でもお世話になってるはずだけど、たぶん初めてちゃんと会って少しばかりだけどお喋りできて良かった。
衣裳の及ちゃん(及川千春)は別現場でもお世話になった。今回どういうコンセプトで行くかでのアイデアおもしろかった。
制作の仲葉さん(加藤仲葉)は、笑顔が素敵で事務連絡でのやり取りも暖かかった。
弥生さん(中谷弥生)は、色々先回りして気を遣ってくれたりした。
きよちゃん(谷川清夏)は、かわいくて、自分の思うことに誠実で好き。
一歩さん(松本一歩)は、まともにお喋りしてないけど、おわりの会での発言聴いて、とても熱くて好きだなって思った。
お名前出した方以外にも、この公演にご協力いただいた方は数々います。
みなさま、ほんとうにありがとうございました。
そして。
オンラインでの稽古の様々な連絡から、対面稽古始まっての毎日、稽古場開けてくれて、ずっと最後まで我々と共にいてくれた演出助手ののゆ(植田望裕)のこと書きたいから書きます。
対面稽古になって、実際会って、わたしは急速にのゆが好きになった。
本人がツイートでも書いてたけど、おわりの会でののゆが感じていたことを話してくれて、彼女がそう思う理由もわかるなーと思った。
わたしがせりさんとよく一緒に創っていたのは10年くらい前の話で、時間堂の劇団員でもなかったし、せりさんのことすべて理解してるわけではないわたしの認識での思うことだけど。
せりさんをよく理解してる人が貢献できることもある。
だけど、そうじゃないから、初めてだからこそ、新たなものがぶっ込めて、豊かさに繋がる可能性もあるんじゃないかって思う。
それは、わたしの中でせりさんだから、ってのがおおいにある。
また異なる現場だと、よく理解してる人の方がいいのかもしれない。
わたしは、のゆがいてくれてよかったと思ってて、今回出会えたことに感謝してる。ありがとう。
なんにせよ、優先順位については、よく理解してる人がいても、結果同じだったかもしんない。それはわからん。
この話から、ちょっと流れで書く。
「なんでも言っていいよー」と言われても、ほんとになんでも言っていいのか??って思うことってあるかもしんない。
みんな言いたいこと言おう!ってなって、そうだねそれいいねって言ってる人でさえ、
例えば、後輩には言われたくない、この人には言われたくないってのがあるかもしんない。
ここまでは許容できるけど、これ以上は言われたくないってのがあったりするかもしんない。
傷つけたい気持ちはなくても、伝える相手にとって耳の痛いことになるかもしれないことだってあったりする。
そんな時、伝えるかどうか迷ってしまうこともあると思う。
迷って伝えないチョイスすることもあるかもしんない。
オブラートにお包みして伝えてみようと思うこともあるかもしんない。
お包みしたとて、どうにも、耳の痛い感じになってしまうことだってあるかもしんない。
大丈夫かなって思って伝えたら、大丈夫じゃなかったって見誤ることもあるかもしんない。
人を見て、ここまでは伝えられるけど、これ以上は混乱させるかもしんないと言わないこともあったりするかもしんない。
伝えたいことが、まるまま伝わったかどうかの真意もわからなかったりもする。
まーそんな色々を、わたし自身が思い、その時々で、あれこれチョイスしているわけですが、なんにせよ、
わたしにとって、大事にしたい深く繋がりたいなんとかしたいみたいなこと思えるモノがあったなら、伝えることでのリスクがあっても伝えたいし、対話したいなと思う。
わたし個人のことを書きます。
読み飛ばしてもらってもいいはなしです。
今回、わたしはわたし的に自分の思うラインに本番初日までに間に合わせることができなかった。
めっちゃざっくりの例えでいうと、自分のできるメモリ100あったとして、初日50、2ステめ60くらいしか出せてなかったのではないかと思う。
ステージごとにメモリは上がっていったけれど、初日、2ステめと自分の今の力の半分くらいしか出せなかったこと、正直悔しかった。
なもんで、配信回は2ステめの回でアーカイブもあるよーとお伝えしてますけど、大手を振って観てーとは実は全く思えてない。
でも、お知らせしてるのは、それが今回の時間の限りのわたしの実力なんだからと、開き直りともまた違うけれど、隠すのも違うし、どう思われたとしても抗わず、あるがままいようと思ったから。
なもんで、ご興味あらば観てやってください。
初日にわたしが間に合わせられなかった理由を一言で端的にいえば、稽古時間が足りなかった。
その中には、稽古の進め方や内容、段取り決定までの時間も含まれる。
それによっては、そのままの短い稽古時間でも間に合わせられたかもしんない。
また、別のエレメントでいうと、わたしのポテンシャル。
わたしよか、もっと巧みな俳優さんだったら、同じ条件でも間に合わせられてたかもしんない。
でも、わたしはわたし以上でも以下でもなく、もしもの話してもどうしょうもない。
得たことは、この期間や物量で、ここまではできるんだなってことや、こういうことがあるとこうなるんだなっていうとこがわかったこと。
最後の稽古辺りには、もう腹括ってやる!やるぞ!って思って臨んだ。
座組にも恵まれていたし、楽しくはあった。
けれど、初日に間に合わせて、自分のポテンシャルすべて出すことができなかったことは、正直しんどくもあった。
でも書いたように、得たこともたくさんある。
せりさんが、模索しているこの明後日の方向の取り組みや、今回やる中で出てきた様々なことは、わたし自身も考えてみたいと思うことでもあった。
思ったことのひとつだけ書いとこう。
創作で、俳優同士がステータス関係なく、リスペクトを持って話せる関係性を作ること、わたしはmustだとは思わない。
もちろん、ほんとうにそうだったらいいなーって思う。
そっちのがいいってわたしだって思ってる。
そりゃそーだ!
だけど、押し付けるのもまた違うなーとも思う。
また、表面的にそれができていたとしても、個々人がほんとうに心から思えてできるてるかどうかは別だと思う。
自分がどう思っているか感じているか、ぜんぶ自分でわかっているって思ってるかもしんない。
かつて、わたしもそう思ってたとこある。
だけど、今のわたしは、意外と自分の心の奥がどう感じているかに疎かったりもするものだ・認識できてなかったりもすることがあるものだということを自覚した。
周りの流れに乗って、正しさの概念みたいなものによって、自分のほんとうに感じていることをみえなくしてしまっていることもあると思う。
わたしが、それをmustだと思わない理由はただひとつ。
mustにすることよりも、それぞれが自分の心に素直で居ることのほうが大事だと思うから。
だって、そのほうが、その人にとって健康だと思う。
できるよって言ってても、例えば、先輩やリスペクトできる仲間の声は聴いたり話せても、後輩には相手の言い分を聞かずに、自分のエゴを押し付けるとかもあったりする。
ウマが合う合わないとかも、あるかもしんないし。
そしたら、mustにするならmustにできる人をチョイスする必要があるのかもしんなくて、でも、できるって言っててもそうじゃなかったりは、その場になんなきゃわかんない。じゃあどうすんの?ってとこだけど。
わたしは、あくまでわたしの考えですけど、どうもしなくていいと思う。
自分がしたいこと。それを自分が実行していて、それいいねって思うひと集めて、それでも、あれれ?違ちゃったってひとも入っちゃったねってなったとしても、極端なこというと、それは自然に淘汰・分裂・融合のどれかをしていくんじゃないかなぁと思う。
その価値観いいね、ってひとだけが自然と集まるようになると思う。
わたしが感じるおかしさと、だれかの感じるおかしさが、交わることもあるだろう。
けれど、すべて一緒かどうかはわからない。
すべて一緒である必要性も感じないし、一緒でなくてもいいかもしんない。
そして、わたしは、
わたしの感じるおかしさを全人類にわからせて変えていきたいとも思わない。
以前、わたしは、演劇そのものだけじゃなく、世の中のあらゆることに絶望していた。
さまざまな理不尽なことやおかしさに、わたしはきっとひどく怒っていたんだと思う。
今も、その怒りが0になったかというと、たぶん0にはなってない。
けれど、以前のようには怒ってない。
わたしが考え方が変わってしまった理由はあるけれど、今日は触れずに。
ただ、
ああ・・怒る必要なんてなかったんだなってことが今はわかった。
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