応援してくださっていた方の
今日、わたしの舞台をいくつも観てくれて、たいてい初日と真ん中くらいと楽日と観てくれていたり、これは!と思った作品には何度も足を運んで観に来てくださっていて、舞台終わったらその感想や、お誕生日や年始やふとした時に、よくお花の写真と共にメールをくださって、応援してくださっていた方が昨日、亡くなられたとのメールがきた。
思わず、「え‥」って声が出た。
奥様が、携帯に登録されていたメルアド宛にご連絡くださった。
なので、わたしも応援してくださってたことの感謝と共に、ご冥福をお祈りしますとお返事した。
わたし、数ヶ月前くらいに、この方から、この頃連絡ないなーとも思ったし、舞台観にも来てないなーと思った。
でも、わたしが知らなくても聞かされてなくても、人それぞれ色んな事情があるだろうし、わたしがわかんなくても、その方が元気に過ごしていたらいいなーって思っていた。
そう思ったことを、今日の連絡で思い出した。
わたしは、結構応援してくださってる方のこと、ふいに浮かんでどうしてるかなー?って思ったりする。
とんとわたしの舞台観てない方でも、観てくれてる方でも関係なく思い出したりする。
予約してくれてたお名前だけ覚えてて、お姿わからん方も思い出したりする。
前は、しょっちゅう観に来てくれてたのに、今は来てくれなくなったなーとかで、ちくしょーとか、ガッカリとか、そういった思いはまるでなくて、ただ、ふと思い出だしたりする。
観に来てくれるかどーかって、今のわたしにとっては、どっちでもいい、ってのが正直なとこ。
そりゃ、観てもらえたらうれしい。
だけど、それぞれ、人によってタイミングってあると思うから、観てもらえなくても、
そもそも、わたしに興味がなくなったとしても、どっちでもいい。
こんなふうに思えるようになるとは、自分でも意外だけど、そうなんよなー。
去る人は去るし、居てくれる人は居てくれるし、去ってもまた戻ることもあるだろうし、今は居ても離れることもあると思うし、ずーっと居てくれる人もいる。
でも、それのどっちがいいとか悪いとかって、ないなーって今は思う。
昨日亡くなられたこの方は、長いこと、応援してくださっている方だった。
俳優としてのわたしを好いてくれていて、応援してくれている方だった。
わたしの舞台を観て、丁寧な感想や、わたしの魅力についても伝えてくださったり、いつもいつも「ありがとう」とメールくださった。
その時にお返事もしたけど、わたしもありがとうがいっぱい。
応援のパワー、たくさんいただいたもの。
そして、わたしのラジオで、素のわたしの吐露を聴いてメールしてくれて、出来損ないのわたしのことも受け入れてくれる優しさ暖かさがある方だった。
俳優としてだけでなく、ひとりの人間としてのわたしのことも好いてくれていたのかもしれない。
ほんとうにありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りします。
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