二丁健司

本書いたり書かれたりtwitchでゲームしたりします。 刑事らしいです。 https…

二丁健司

本書いたり書かれたりtwitchでゲームしたりします。 刑事らしいです。 https://www.twitch.tv/akimbo4848 https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4YJSSW5/

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地震はダイスの音がする

 地震が嫌いだ。  苦手な人は多いと思うが、自分の場合少し度を越している。恐怖症といってもいいレベルかも知れない。  モニターや電灯の紐が揺れ始めると、すわ地震かと頭の中が冷たくなり、神経が張り詰める。揺れていることに気づいてしまうと、少し大げさに悪態をついたり、揺れた揺れたと騒いでしまう。たぶんこうやって騒ぐことでどうにか恐怖を和らげようとしているのだと思う。  いかにもインターネット人間らしく、揺れを感じるとまず確認するのはツイッターだ。実際、緊急地震速報が鳴らない

    • わたしに似た人

      ある人物を見たときに「この人どこどこの誰々さんに似てるな」と思うことが度々ある。ご近所のひとは全く血がつながっていないのにも関わらず自分の叔母と似ているし、インターネットの友達は学校に通っていた頃の先輩に似ている。 誰が言い出したかは知らないけれど、世の中には同じ顔の人間が二人はいるという。それを採用するならば、つまり世界人口の80億/3で顔のパターンは26億パターン程度というわけだ。 けれどもそれにしては同じ顔の人間を見かけすぎる気がする。年に数回は思っているので、実際

      • わんコメ/棒読みちゃんでのコメント読み上げでユーザ名は日本語エンジンを使いつつ、本文は英語と日本語エンジンを使い分ける

        最近配信の読み上げにわんコメを導入して、棒読みちゃんと連携させながら使い始めました。 それまで使っていたTwitchTalkAppと棒読みちゃんの連携では英語と日本語で勝手に音声エンジンが使い分けられていたのですが、わんコメ導入時にすべて日本語用の音声エンジン(ずんだもん)で読み上げられるようになっててました。英語のときは英語の音声エンジンに読み上げられたい(唐突に流暢な英語で読まれるのが気に入ってるらしい)というヒトがいたので、ちょっと対応することにしました。 実現した

        • 好きな洋ゲー発表ドラゴン

          発表します。 F.E.A.R.昔ながらの一本道FPS。たしか10時間くらいでクリア出来たと思います。今はsteam版が安く買えます。タイトルからしてがっつりホラーかと思われそうですが、ホラー要素もあるけど基本武装した敵との銃撃戦がメインです。ジャンプスケア要素は2回くらいあった記憶です。日本のホラーをかなり研究していて、『零』に強い影響を受けていると言われています。 比較的シンプルなゲームですが、ひとつ特徴的なシステムとして主人公はゲージを消費して任意のタイミングでバレッ

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        地震はダイスの音がする

          麒麟は赤く、夜に泣く

           ずいぶん前の話だけれど、赤いCBRに乗っていた。  CBRにも色々あるけれど、自分が乗っていたのは250ccのCBR250Rというやつの前期型で、これはもう生産終了になっている。カタログ燃費50kmの燃費お化けで、何も気にせず適当に走っても1Lで30kmは軽々走る。それほどストイックなスポーツモデルというわけではなくて、比較的楽な姿勢で気楽に乗れるいいバイクだった。  色々なところに(安全運転で)走り回ったものだけれど、一番よく通ったのは深夜の海ほたるだった。  海ほ

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          2022年のLeague of Legends

          twitterを眺めていると、2022年のlolのプレイ状況をまとめてくれるサイトが少し流行していたので自分も使ってみた。  2020~2021年はJGをメインにプレイしていたのだけれど、2022年はADCを中心にプレイしていた。  一応理由は色々あって、ソロランクのJGは過度に期待されがち(湾曲表現)で少し嫌気が差し始めたり、身内にサポート専門の友人がいてDuoでランクに潜り機会が増えたこともある。別にJGとsupで回してもいいけどまあせっかく二人でやるならbot行った

          2022年のLeague of Legends

          馬の鞍を替えた

           生まれてこの方、何台ものコンピュータを所有してきた。学生の時には既製品のノートPCでレポートを書き、バイト代を全額突っ込んでパーツを集めてデスクトップPCを組み立てていたし、仕事を始めてからはパーツを何度も換装してテセウスの船に思いを馳せたり、諸々の事情でmacbookを何台も乗り継いだり。  使うコンピュータが替わっても、替えず使い続けるものがあった。キーボードだ。  冒頭でHappy Hacking Keyboardの製品ページから孫引きしておいてなんだけれど、使って

          馬の鞍を替えた

          4000ドルを掴めなかった

           今週末は幕張でMTGのプレイヤーズコンベンションがあってtwitterのフォロワーが行っていたり、知り合いがlolの大会に出ていたりと自分の周囲で競技色の強いイベントが多かったらしい。  競技としてゲームに取り組むのは一時期少しだけやっていたことはあって、Magic The Gatheringのガチめの大会に出たり縁があってLoLのコミュニティ大会に出たりしていた時期があった。  一番真剣に取り組んだのはMTGの方で、なんでやろうと思ったのかはちょっとあまり覚えてない。

          4000ドルを掴めなかった

          スマイリー(1~5巻)を読んだ

           展開に少し触れるので一応微ネタバレ含みます。  以前から広告で見かけてちょっとだけ気になっていたので、余らせていたAmazonポイントを使って最新刊まで読んだ。漫画の広告ってやっぱり馬鹿にならなくて、感性にちょっと合いそうな漫画を繰り返し流され続けると1年後くらいにふとした時に買ってしまう。絶対に買うものか、と意固地になることもあるけれど。  広告で見たことある人はなんとなく知ってるかもしれないけれど、内容としては色々あって失踪した主人公の奥さんの写真を宗教組織のチラシ

          スマイリー(1~5巻)を読んだ

          信仰無き隣人愛

           信仰心と呼べるものがあった試しがない、気がする。 「日本人は無宗教っていう人が多いけど実はそうじゃなくて~」みたいな話をみると勝手に信者にしないで欲しい、と思う程度には自覚的に無宗教だった。  保育園が仏教系だったりしたので、宗教的な行事や知識に小さな頃から多少触れたりはしていたはずなんだけど、生来の理屈っぽさとか本格ミステリ漬けの思春期とか工学の単位に追われた十代後半とかが影響しているのかもしれない。  それはそれとして、好きなアイドルとか芸能人が特にいない。もっという

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          FANATICALのゲームガチャ5連回した

           youtubeをなんとなく観ていたらsteamのゲームの福袋の紹介を観たので購入してみた。  何本分買うかは自由に選べるので、とりあえず今回は5回分。まとめて買わずに複数回に分けて買ってしまうと当たるゲームが被る可能性もあるので気をつけてねとのこと。5本分で税込み640円の支払い。 出たゲームInnerSpace おされフライトゲームっぽい? セール価格673円 Slain: Back from Hell 悪魔城ドラキュラチックな横スクロールアクション。BGMが

          FANATICALのゲームガチャ5連回した

          学んで許して

           ツイッターランドやはてなブックマークを眺めていると、無知は罪だと怒っている人がそれなりにいる。知らないことが山ほどあるので、きっと自分は大罪人で、まだまわりにバレていないだけなんだろう。  無知であるほど罪が重いと定義するなら、生まれた瞬間の赤ん坊はこの世でもっと罪深いと言える。何かを学ぶたびに少しずつ罪が軽くなっていく。    単位を取得するたびにひとつの業が洗われて、何かを忘れるたびにまたひとつ罪が重くなる。胎教とは生まれてくる我が子の原罪を少しでも減らそうとする行為

          学んで許して

          眠れなかった幼い砌

           子供の頃から眠ることが苦手だった。横になってたら意識をなくすの怖くない…? 慣れてしまっているだけで。  "眠る瞬間"を意識しだすともうだめで、眠れない夜を過ごすことが多かった。それでも今のように朝方まで眠れないということはあまりなくて、遅くても0時から1時にはにはたぶん眠れていたと思う。年齢が上がるに従って、どんどん宵っ張りにはなってしまっていたが。  子供のころの時間間隔はやっぱり長くて、少し眠れないだけでもずいぶんもどかしかった。  保育園に通っていたころ、昼寝の時

          眠れなかった幼い砌

          300までは生きていたい。できれば1000歳くらいまで

           渡されたフリップに「長生きしていたい」と書いたと思う。 「どれくらいまで?」  と問われるので、 「とりあえず300くらいまで……」と答えるとインタビュワーは2秒ぐらい絶句して「かつて300歳まで生きた人類はいないと思いますけど……」と曖昧に笑った。素人なりの冗談だと思われたのかもしれない。  悪いけれども自分は本気だ。いや、正確に言うと少し控えめに申告していた。本当は1000歳までは生きていたい。  これは自分が21になる少し前にちょっとしたテレビのインタビューを受けた

          300までは生きていたい。できれば1000歳くらいまで

          イデア論者と呼ばれた日

          「お前は世にも珍しいイデア論者だからなあ……」 演劇部を辞めると伝えたときに、顧問にそう言われた。 退部したのはたぶん17歳の終わりとか、18歳になってしばらく過ぎた頃だったと思う。5年制の学校(高専ってやつ)だったので、受験のためというわけではない。1年生の後半に入部したのも周囲の友人関係とか勢いとかそういった類のものだったので、もとより演劇というものに情熱を持っていたわけではなかった。 代わりに文芸、というか"本格ミステリ"には入部前からとてつもなく情熱を捧げていて、

          イデア論者と呼ばれた日

          机を捨てた

          しばらく前に机を捨てた。 L字型で、黒い強化ガラスの天板の少し大きな机だった。買った当初はずいぶんと組み立てるのに苦労したし、今回捨てるにあたって解体にもやはり苦労した。引っ越しのたびに三分割に簡単にばらしていたのだが、粗大ごみに捨てるとなるとそれではやはりそれでは一塊が大きすぎるだろうということで、ほとんど全バラシに近い状態まで解体するはめになった。 当初30分もあれば終わるだろうと思っていたが、結局2時間近くも作業にかかり終わる頃には汗だくだった。 ところで、この机

          机を捨てた