夏の講座ご報告「プラスティックアニメ」②
こんにちは!鈴木顕子(ダルクローズ・リトミック国際ライセンス保持)です。
7月14日と15日は、「ジャックと音楽の木 Summer Seminar Vol.1」が開催されました。
私もこの講座に微力ながら携わらせていただきましたので、遅ればせながらそのご報告をこちらのブログに綴っていきたいと思います。
今回は、7月15日に担当させていただいた「プラスティックアニメ」②になります。
4グルーブの発表は、どれも生命力が満ち溢れており、それはそれは素晴らしいものでした。
皆さんの発表を観ている間は、私は夢を見ているようでした。
ダルクローズをやっていて良かった・・・、と心から思える幸せな時間でした。
感動と高揚感を胸に講座は終了しました。
後日、受講生の皆さんから貴重なご感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。
「グループで一つの表現をすることは大変刺激になり、楽しかった」
「音をどうとらえるか、曲は知っているつもりだったが、動きをつけるのは難しかった」
「音だけを動くのではなく、楽譜を読み込んでつなげる。それがつながって全体が通っていった」
「いろいろな要素が積もって構成が見えるようになっていった。ピアノもそうやって弾けば良いんだ、と気づいた」
「よく生徒に指導している曲だが、動くことによって音楽をより深く理解できたように思う」
「楽曲分析していくと、耳馴染みの曲でも細かな所は分かっていなかったと感じた。グループで音の流れや強弱、ニュアンスなどを分析してああでもないこうでもないと悩みながらも、最終的にはなんとか作品として形にして発表した後の解放感は何ものにも代え難い体験だと思った」
「親しみのあるブルグミュラーの曲での制作はとても楽しかった。短い時間だったが、楽曲の構成、音楽の特徴をグループで話し合い、アイデアを出し合っていく時間は充実していて、作品が形になっていく過程が本当に楽しかった」
「他のグループの発表は見応えがあった」
「最後のグループ発表も、それぞれが全く異なる表現で、色々な作り方があるのだと見ている時間も勉強になった。8人という人数も普段はなかなかないので良かった」
「活動の前にプラスティックアニメとは、を言葉で説明して下さりとても勉強になった」
「4つのどの作品も今回の講座の集大成を感じ、素晴らしかった」
「生の演奏に合わせる、呼吸に合わせる。贅沢だった。ピアノも含めたアンサンブルだった」
受講生の皆さんには、本当に多くの気づきや発見があったようです。
これらの貴重な気づきや発見は書物からは決して得られず、体験からしか得られないものです。
ダルクローズメソッドは体験型のメソッドです。
皆さんにはそれを身をもって実感していただけたと思います。
加えて、私がプラスティックアニメを教えたというのではなく、私はガイドする水先案内人に過ぎません。
皆さんご自身の手でつくり上げ、様々な発見をされました。
その過程から発表まで、全てが素晴らしかったです。
受講生の皆さんから多くの感動と刺激をいただきました。
本当に本当にありがとうございました。
そして、またいつかご一緒できる日を楽しみにしております。
鈴木顕子