実践ティーチングクラス終了
こんにちは!鈴木顕子(ダルクローズ・リトミック国際ライセンス保持)です。
このnoteには、日々のダルクローズ・リトミックのレッスン風景を綴っていきます。
今日は、恵比寿リトミック・ピアノ音楽教室「ジャックと音楽の木」実践ティーチングクラスについて記します。
今回初めて、「ジャックと音楽の木」指導者クラス在籍者の中からご希望の方を対象に全6回の実践ティーチングクラスを実施しました。
内容は、for Kidsクラス(年少・年中・年長)のレッスンを見学していただき、そのあとレッスンについて解説するというものです。
このクラスについては、「ジャックと音楽の木」代表の田中素子さんからご提案いただきました。
子どものレッスンは、出欠状況、子どもたちのコンディション、お天気等の様々なものに大人以上に左右されます。
そのため、受講生の方々にきちんと学んでいただく内容になるのか心配もありました。
しかし、ライセンス保持者としての責任、また私自身の成長のチャンスと前向きに捉え、やってみることにしました。
単発ではなく継続した6回のレッスンを見学していただくことになりました。
レッスンがどのように継続して展開されていくのか、子どもたちにどのような成長があるのかを、見ていただくためです。
受講生は、初めて子どものリトミックのレッスンを見る方から現場をお持ちの方まで様々でした。
まず初回に、受講生の方から、子どもたちからも、お互いに自己紹介してもらいました。
子どもたちは不思議そうにしていましたが、レッスンを見る人が来るという状況は理解したようです。
初回、一日のレッスンが終わってから、受講生の皆さんに気づいたことや、感想等をお話していただきました。
「リトミックってこうやるんですね。」
「言葉でなく音楽で引っ張っていくのですね。」
「動きに合わせたピアノでした。」
「即興が音楽で話しているようでした。」
「即興がものすごく大事なことがわかりました。」
「音楽の流れのようにレッスンにも流れがありますね。」
「活動ごとに切り替えがあったため、子どもたちがずっと集中していました。」
「内容に3学年のつながりが見えました。」
・・・など、皆さん、いろいろなご感想や気付きを生き生きとお話してくださいました。
リトミックは良いものだ!ということは世の中に広まってきています。
そんなに良いものなら私も教えてみたい、というきっかけで勉強を始める方も多いのかもしれません。
でも、実際に子どものリトミックのレッスンを見たことがなければ、どのようにレッスンを行うのかイメージが持ちにくいと思います。
と言うのは、小さな子どものレッスンは、大人と同じように行わないことがほとんどだからです。
自分が生徒として受けているレッスンをそのまま子どもに行うことはできません。
自分なりに取り込み消化したものを、今度は子どもに伝えていくことになります。
コロナ禍以降、レッスンの見学もしにくくなり、公開レッスンもめっきり減りました。
実践ティーチングクラスが皆さんの学びの助けになれば嬉しいです。
鈴木顕子