どうやってリトミックを教えるの・・・?
こんにちは!鈴木顕子(ダルクローズ・リトミック国際ライセンス保持)です。
このnoteには、日々のダルクローズ・リトミックのレッスン風景を綴っていきます。
ご興味をお持ちの方にお読みいただけると嬉しいです。
1月15日は、大人の方対象の「さいたまダルクローズ・リトミック研究会」指導法クラスを行いました。
指導法(ペタゴジー)のレッスンは、先生役の方に一回分のレッスンプランを準備していただき、実際に生徒役の方々に向けて指導していただく形で行っています。
この日はお二人に実践していただきました。
それぞれ終わった後には、ご本人や生徒役の皆さんから気づいたことや感じたことなどをお話していただきます。
それらを踏まえながら、より良いレッスンにするためにはどうすれば良いのかを一緒に考え、私からもアドバイスさせていただきます。
参加された皆さんからは、「私はこんなふうにやっています!」「その活動の前には、この絵本を読むと子どもたちがその気になって良かったですよ」といった現場での貴重なアイディアも聞くことができました。
リトミックの創始者エミール・ジャック=ダルクローズは指導案を残さず、指導者自身がそれぞれの生徒の状況に合わせて内容を考えることを望んでいました。
これがリトミックを教えるのが難しい大きな理由の一つでしょう。
リトミックのレッスンをするためには、この指導案を作ることから始まり、レッスンでは即興演奏をし、生徒たちの様子を見て適切な声かけをするなど、やることが山のようにあります。
指導法を学ぶことと、現場を知る(レッスン見学やアシスタントをするなど)ことの両輪が必要になると考えています。
そして、まずは自ら三科目(リトミック・ソルフェージュ・即興)をしっかり体験し学ぶことが大切です。
長い道のりですが、そこには多くの発見と喜びがあります!!
鈴木顕子