石垣島のスローな旅1
エメラルドグリーンの海を見たい…!
そんな小さい頃からの願いを叶えるべく決めた、石垣島への旅。
三浦半島で育った私にとって、太平洋の青い海は眺めるたび、晴れやかな気持ちにしてくれました。
一方で初めて、明るい緑の混じった、美しい砂浜の写真を見た時の感動は忘れがたく…。「これは沖縄の海だよ」と教わったとき、いつかこんな美しい色合いの海も見に行きたいと願っていたのです。
そして念願が叶い…!
台風の心配もありましたが、無事に行けました。
ありがたいなあ。
今回は旅をする前に、大きく2つの目的をしっかりと決めておきました。
1つ目は、敬意を持って、その土地の自然・人との出会いを楽しむこと。
いわゆる観光客向けのものよりも、その土地で暮らす人々にとっても馴染みのあるものに出会いたいなという思いがありました。
また、自分本位で楽しむのではなく、その土地に暮らす人々や生き物の暮らしをかき乱さないようにしよう…と今までより強く意識しておりました。
2つ目は、ゆったり過ごすこと。
過去の旅行では、折角来たのだから、あれもこれも見ておかないと!と焦ってしまうことが多々ありました。ですが私が旅先で(普段の生活でもですが)本当に味わいたいのは、ゆったりとした気持ちだと気づき、焦らず目の前の風景、心地よさを味わおうと思った次第です。
そんな風に決めて、旅をしてくると、とても満足感がありました。
この記事では、私が楽しんできた自然、その中で感じたこと、そしてブログの趣旨でもある、エシカルな行動について旅の最中やってみたことを書いていきますね。
まず荷物の用意。水筒やタンブラー、エコバック、マイ箸はもちろん、宿泊する場所のアメニティを断るために歯ブラシ等の日用品も持っていきます。
また、海に入ることも考えて、サンゴにとって有害なオキシベンゾン等を含まない日焼け止めを持参。私が最近使っているのは、缶入りのものでプラスチックフリーも叶います。
また下調べですが、今回あまり観光スポットやお店は調べずにいました。
代わりに、石垣島を旅した経験のある友人におススメを尋ねたり、地図を見て山や海の様子に見当をつけたり…。
その時の気分でゆったり廻ろうと思っていたので、ツアーの予約は星空ガイドのみ(石垣島は日本で初めて星空保護区に認定されています)。
そして出発日。
そもそも環境のため、飛行機に乗らない選択をしている人もいらっしゃいますが、私は今回短い日程で遠くまで行きたい気持ちを優先し、乗ることにしました。
今の世の中で何を選択するのがベストか?は本当に確定した答えがないので難しいですね。
だからこそ学び、問い続ける姿勢が大切なのでしょうね。
さて、今回はタンブラーと水筒を両方持ち歩いておりました。
ですが、そもそも保安検査場を通過するには水筒の水を捨てなければなりません。
羽田空港には水飲み場が待合室にあったため、あとから汲むことも出来ますが、水飲み場が入ったら無い空港もあるので…。もっと増やして頂くことを希望します…!
そこでタンブラーが飛行機に乗る際に、結構活躍することが分かりました。
まずラウンジでの待ち時間。青汁やトマトジュースなど色々なドリンクが自由に飲めます。
ここに置かれているコップは紙コップだったので、私はマイタンブラーを使用。
また、機内で途中配られるサービスドリンクも、「こちらに入れて頂けますか?」と伺ったところ、快くOKして頂けました。
やっぱり使い捨てにしないって気持ち良い…!
ちなみに、旅の最中もタンブラーにドリンクを入れて頂くと、ドリンクが飲みかけでも持って移動が出来るので、マイペースにドリンクを飲める、という意味でもタンブラーって良いなと感じました。
私はとてもゆっくり飲むので…。
あと、今回時代の変化を感じたのは機内誌。
特集では何とベルリンのヴィーガンのお店を紹介されていました。
私は今のところ雑食ですが、やはり環境や動物愛護のことも考えて、食に向き合っていきたいですね。
日本では健康志向やおしゃれなイメージが先行している気もしますが、今回掲載されていたお店の方々は、しっかりプラスチックフリーやフェアトレードの視点も持って取り組まれていて、すごい…!
本当に世の中のためになること、というのは何か一つの分野へ配慮すれば良いわけではないのですね。選択の一つ一つがどのように世の中へ影響していくのか?を考えていかなければならないなと改めて感じました。
機内誌に話を戻すと、環境負荷の高い飛行機に乗りつつ、出来るだけ負荷を抑える方法が載っていました。
まず時間通りに搭乗すること。遅れを取り戻そうと急ぐと、その分よりCO2を多く排出するそうです。
また、飛行機を降りる際に窓際のカーテンを降ろすことで、機内の空調を効きやすくできるそうです。
なるほど…!
本当に小さなことかもしれないですけど…。
少しでも配慮出来ることがある、何より航空会社がこうした視点を持ち始めているのは良いことかもしれません。
続く。