「第11話 アロマ(香り)の話」
この香りなんだか懐かしい。
この香り嗅ぐと子供の頃に戻った気持ちになる。
なんて経験はありませんか?
それは…
香りと記憶は結びついているからなのです。
何故かというと、
五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが
「嗅覚」だからです。
香りの分子を嗅覚がキャッチすると、人間の記憶と感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や、自律神経系をつかさどる「視床下部」にその情報が伝わり、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えてくれます。
なので、特定の香りを嗅ぐとよく眠れるとか、落ち着いた気持ちになる、集中力がアップする、食欲がわくなど心身への働きもあります。
私が精油を選ぶ時は、季節、年齢、その方の生活習慣、体質、そして記憶の中にある香りなど、いろいろな方向から考えています。
植物がもっている精油(エッセンシャルオイル)は
その植物特徴を観察することで、私たちにどんな働きかけをしてくれることが分かることも。
ハーブとアロマは、優しくそして時には力強く
私たちに寄り添ってくれます。
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