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スペイン滞在2024 6スペインのフェリアでおにぎりを売る(前編)

チュースの家があるところから1時間くらいのところにある町ribadesellaは、sella 川の河口にある。その20キロくらい上流にあるarriondas から、カヌーで川下りをするという世界大会が、今年86回目を迎えた。

大会のポスター

川下り世界大会の到着地点のribadesella で1週間フェリアがあって、そこに出店する機会をもらった。
というのもチュースの親友の1人、アントニオが、自分の代わりに、リンゴのお酒シドラーと、りんごジュースを売らないか?と声をかけてくれて、それに、チリで売っているおにぎりとクレープと、さらに今回サンドイッチを足して参戦することになった。

フェリアの総まとめもチュースの友達だったので、話は割とスムーズに進み、色々と準備をしてフェリアに望んだ。

フェリアの会場は、海の脇で、景色も良く、

お客さんも、特に大会が開かれる週末にかけて、ごった返しになるという前評判で、期待がかかる。

チリでは1ユーロ(1000ペソ 160円) で売っているおにぎりを、1.5ユーロ 240円で、販売開始したところ、結構簡単に売れた。良く買ってくれたのは、観光に来ているスペイン人以外の人たちで、特にフランス人からの人気は高く、連日に渡って買いに来てくれた。また、外国人は、日本に行ったことのある人も多く、おにぎりを知っていた。

応援にきてくれた友達家族が、万国旗を飾ってくれて、おにぎりが1.5ユーロは安すぎるというアドバイスをくれたので、週末は2ユーロ 320円!に上げて売り続けた。

ここでも、チリと同じように、おにぎりにかける醤油スプレーと、ネギ醤油を準備したところ、大好評で、みんなこれでもかとばかりに、ネギをてんこもりにかけ、ほおばっていた。
さらに、チリの七味みたいなメルケンを置いたところ、大好評で、何人もからこれはなんだと聞かれた。中には、ぜひ売って欲しいということで、少量を売ったりした。

また、ベジタリアンの人たちからは絶賛されたし、外国人観光客の1人からは、「この1週間で食べたものの中で一番美味しかった」とか、「この出店が一番気に入ったわ」とか嬉しいコメントをもらって、喜び半分、謎半分であった。

一方で、勇んで作ったら売れ残っておにぎりを捨てなければならない日もあったし、チュースが売っていたサンドイッチも、全然思うように売れなくて、スペインで稼ぐのは、チリで稼ぐより難しいような印象も受けた。
なんせ、周りはレストランで、競争相手が多いのだ。
そして、チリのフェリアで売っているものは、基本的に野菜ベースなので、原材料費が安く、クレープも、原材料が小麦粉と水なので、作りながら売ることができるけど、チュースが売ったサンドイッチは、パン、ベーコンや、チョリソー、スペインオムレツを最初に大量に買わなければならず、お金がかかったので、利益が少ししか出なかった。

さらに、深夜にアントニオの家まで、往復2時間以上かけて、シドラーを取りに行ったり、深夜2時半まで、お店を開けたりしていたので、寝不足が続きハードな数日となった。

夜も店は続く

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