京都旅行 2023年8月の京都
8月1日 八朔(はっさく)
朔日(ついたち)は毎月1日のことで、八月朔日=八朔となります。
京都に5つある花街では8月1日に芸舞妓さんたちが絽(Wikipedia)の黒紋付を着て芸事の師匠やお世話になっているお店に挨拶周りされます。
午前10時からスタートするので、午前中に花見小路付近にいれば芸舞妓さんに遭遇できるかもしれません。
8月 第一土曜・日曜 鴨川納涼イベント
鴨川右岸河川敷の三条大橋から四条大橋間に全国グルメ屋台が出展します。京都にある県人会が出展するので、京都にいながら全国のグルメがいただけるイベントです。
夕方17:00~21:00の開催なので、暑い時間帯を避けて楽しめます。
さざえつぼ焼き、イカ焼き、近江牛串焼き、ゆでとうもろこし、メロン、シャインマスカットなどなど各県の名産品がならんでいました。
ほとんどのお店は現金支払いで、まれにPaypayで支払えるお店もありました。
8月7日 御手洗祭(みたらしさい)
北野天満宮で七夕のお祭りがあります。
御手洗川に足をつけて身を清めてから五色のロウソクに火を灯して願いを込めて奉納する行事です。
2023年は8月5日(土)~8月13日(日)で開催されます。
8月7日~10日 六道参り(ろくどうまいり)
お盆に先祖の精霊が帰ってくる時に、必ず六道珍皇寺がある「六道の辻」を通るとされていて、多くの京都の人は六道参りをします。精霊のことを京都では親しみを込めて「おしょらいさん」と呼んでいます。おしょらいさんは槙の葉に乗って帰ってくるともされていて、六道珍皇寺付近に高野槙(こうやまき)を売る露店が出ます。
六道珍皇寺の鐘は地下にあって、参拝すれば綱を引いて「迎え鐘」を鳴らすことができます。
8月7日~10日 五条若宮陶器祭
若宮八幡宮を中心に五条通に並ぶお店が五条若宮陶器祭に参加していました。
8月9日~16日 清水寺千日参り
普段は非公開の本堂内々陣特別拝観が実施されます。めちゃくちゃ素敵なのでこの期間に京都にいらっしゃる方は清水寺に行かれることをおススメします。
靴を脱いでの見学となり、裸足での入場は施設を傷めることになるため靴下の持参が推奨されていたと思います。記憶違いでしたら悪しからず。
内々陣だけでなく、裸足での入場を控えていただくように案内している寺社仏閣はたくさんありますので、夏の京都旅行では、素足にサンダルで出かけても、靴下を持参されることをおススメします。
千日参りの護符もいただけます。
8月9日~16日 壬生寺 万灯の点灯
壬生寺の万灯点灯は幻想的です。
万灯点灯だけでなくお盆の期間中に様々な行事があります。
2022年11月30日に風流踊がユネスコ無形文化遺産に登録されました。壬生寺のお盆行事で披露される六斎念仏奉納も風流踊りの一つです。
誰でも無料で見学できますので、タイミングが合う方は壬生寺へ行かれてみてください。
8月14日~16日 車折神社万灯祭(くるまざきじんじゃ まんとうさい)
芸事上達の神社として有名な車折神社で灯籠の点灯があります。
この他にもお盆の期間中は京都の各所で灯籠にあかりが灯されます。
8月16日 五山送り火
東京から引っ越してきた私にとっては「大文字焼き」という表現がなじみがありますが、京都では「五山の送り火」と言います。
5つの山に6つの送り火が灯されます。
6つ全部を観るには京都タワーなど高い建物にいないと無理です。当然人気のスポットになるので、早めに予約する必要があります。
京都の方はお気に入りの送り火を見に行ったり、自宅から見える送り火を見ながら、他のエリアはテレビ中継で見たりしています。
私のおススメは京都御苑(京都御所)から20:00に点灯される大文字を見ることです。混雑していないし、静かに鑑賞できると思います。
送り火は護摩木を燃やしています。誰でも護摩木を納めることができるので、上記サイトを参照してみてください。一番早い船形は8月3日から護摩木の受付が始まります。
8月16日 嵐山灯篭流し
嵐山では鳥居の送り火と灯篭流しを同時に見ることができます。
*2023年は台風の影響で、灯篭を川に流すことができなくなりました。
8月16日 広沢池灯籠流し
広沢池では鳥居の送り火と灯籠流しを同時に見ることができます。
~8月31日 高台寺 おばけ提灯
高台寺で百鬼夜行絵巻や河鍋暁斎の地獄太夫の掛軸などの特別展示が行われる期間中、高台寺や周辺ではおばけ提灯がつるされます。
高台寺エリアを散策しながら、かわいいおばけ提灯を見つけてみてください。
トップ画像は夏の京都でよく見かける百日紅(さるすべり)です。京都御所で咲いていました。
知恩院道の白いサルスベリも見ごたえがありました。