京都旅行 2023年12月の京都
大根炊き
12月はいくつかのお寺で大根炊きがあります。
大根炊きWikipedia
コロナ禍で中断したお寺も多く、開催されるかどうかはWebサイト等で確認が必要です。
2023年に実施されるお寺のうち、観光エリアで行きやすいお寺は妙満寺と大報恩寺かと思います。
妙満寺 12月3日
千本釈迦堂(大報恩寺) 12月7日・8日
お釈迦さまが悟りを開いた日を記念して法要を行い、梵字を書いた大根を加持祈祷し、おあげと炊いた大根をいただけます。
大根炊きは中風(=脳卒中や脳血栓など)除け、諸病除けのご利益があるといわれています。
お寺で何かをふるまうことを「接待」と表現します。『大根炊きの接待があります』『参拝者に甘酒接待』『かぼちゃの接待有』のような説明書きを目にすることがあります。
京都に引っ越したばかりのことはてっきり「無料でいただける」と思っていたのですが、多くの場合は無料ではないです。(ごくごく稀に無料のケースもあります)
12月20日 お煤払い
年末大掃除が西本願寺と東本願寺で行われます。
門徒さんたちがお掃除する様子がニュースでも放映されます。
冬至
2023年は12月22日が冬至です。
冬至の七種 と言って「ん」が2つ含まれる食べ物を食べる文化が京都にはあるそうです。
なんきん(かぼちゃのことです)
れんこん
にんじん
ぎんなん
きんかん
うどん(うんどん と読んでください)
かんてん
12月31日 除夜の鐘
あちこちのお寺で除夜の鐘が撞かれます。
お寺密集エリアでは家にいても鐘の音がごんごんと聞こえるそうです。
東京に住んでいた頃は除夜の鐘は参拝者が撞くものと思っていましたが、京都ではお寺さんごとにルールが異なります。お寺の方が撞く、檀家・門徒さんが撞く、予約した人だけが撞ける、誰でも撞けるなどなど。有料のお寺さんもあります。
こちらもコロナの影響が多少はあるようで、撞きたい場合は直前に公式サイトなどで確認した方がいいです。
京都観光ナビにまとめがあります。
知恩院の鐘が有名なので、2022年に試し撞きを見に行きました。
大きい鐘は迫力がありました。
12月31日 をけら詣り
八坂神社でをけら火を火縄にうけて帰り、雑煮を炊き新年の幸せを願うという京都の風物詩です。
Netflixの舞妓さんちのまかないさん第7話で主人公の二人もをけら詣りをしていました。
大祓式の後、19時半頃からをけら灯籠からもらって帰れます。
火種を持ったままバスや地下鉄に乗らないでください、と注意があるとか。そんな人はさすがにいないだろうと思うのですが、これも京都らしいというえば、京都らしいのかもしれないです。
タイトル画像は柊(ひいらぎ)の花です。11月~12月に開花します。
京都に引っ越すまで柊の花を見たことがなかったです。
白くて可憐なお花はとってもいい香りがします。きんもくせいの香りに甘さをプラスしたような香りです。
写真は西本願寺前の龍谷ミュージアム前で撮りました。