南東欧旅行記_Day 9 ソフィアからセルビアのベオグラードへ
午前
前夜に高熱を出してしまい、喉も痛かったので、日本から持って行った総合感冒薬を飲んでみたけど熱はさがらず。
体調が悪くなった時はカモミールティーにハチミツをたっぷり入れて飲むのが私のルーティンなのでホテルの朝食会場へ行ってカモミールティとバナナをいただいていたら、小さなホテルに5泊もしているので顔なじみになったホテルの人が「なんか具合悪そうだけど大丈夫?」って声かけてくださいました。
薬局の場所を教えようかと言ってくださったのですが、日本のお薬がいいかなと思って、持参したお薬を飲むことにしました。
ホテルからはペットボトルのお水をたくさんいただきました。本当に親切なホテルです。
この日は16時の飛行機でブルガリアのソフィアからセルビアのベオグラードへ移動する予定なので、なんとかそれまでに熱を下げたかったです。最後にソフィアをもうちょっと観光したかったのですが、諦めました。
正午のチェックアウトまでひたすら寝ていたら、熱はさがりました。
午後
ホテルチェックアウト後は16時の飛行機までまだ時間はあるので、どうしても見ておきたかったアレクサンドルネフスキー聖堂の地下クリプトへ行きました。
聖堂は観光客がたくさんですが、地下はほぼ貸し切り状態でした。
外務省からのLINEで国民議会広場前で新政府樹立に反対するデモが行われますという通知があったのですが、国民議会広場がどこなのか把握しておらず、アレクサンドルネフスキー聖堂を出たところで、思いがけずデモに遭遇してしまいました。デモ参加者よりも警察官の人数の方が多かったです。
ホテルで預かってもらっていたスーツケースを回収して、地下鉄4号線に乗ってソフィア空港へ。クレカタッチ決済で公共交通機関に乗れるのは本当に便利です。
16:10のフライトなので、約3時間前の13:30に空港に到着しましたが、エアセルビアのチェックインカウンターはまだ開いていませんでした。
手元に残ったブルガリア20レフはソフィア空港の到着ロビーにある両替所でセルビアディナールに両替したかったのですが、セルビアディナールの紙幣在庫がないとのことで9ユーロに両替。
フライト2時間前の14:00頃にようやくエアセルビアのカウンターが開いたので、スーツケースを預かってもらいました。
ソフィア空港のセキュリティチェックはまあまぁ厳しめでした。利用者が少なく慌ただしくないためか、一人一人にゆっくり時間をかけているみたいです。
熱は下がっていたものの、あまり体調がよくなく、朝からバナナしか食べていなかったのでブルガリア出国手続き完了後は空港内でクラッカーとお水を買ってゲートの前に座って食べて風邪薬を飲みました。
ベオグラード行きの飛行機はちょっとだけ遅れました。
ヨーロッパ旅行が好きなのですが、短距離フライトの時はフライトレーダーのアプリをチェックすれば自分が乗る飛行機が遅延しているかどうか確認できて便利です。
ブルガリアに行って分かったこと
・直前までいたルーマニアと比べると人々がとてもフレンドリー。スーパーのレジでおしゃべりするレベル。
・チップ文化はあるけど、レストランでも端数を切り上げるレベルで感謝され、10%支払うと驚かれた。
・キリル文字表記がメインのため、スーパーでの買物でGoogleレンズでの検索がかなり役立つ。
・ソフィアの観光スポットは遺跡と教会。4000年の歴史があるので、見どころはかなり古いものが多い。
・空港から市内まで10キロと近く、地下鉄で35分。クレカタッチで乗車できるし、公共交通機関のタッチ決済は1日上限4レフに設定されている。
・400年くらいオスマントルコ支配時代があるけど、イスラム文化の影響はあまり感じなかった。
・ロシア正教会、ブルガリア正教会、カトリック教会、シナゴーク、モスクがソフィアのセルディカ駅周辺にあり、異なる宗教が共存している。
・人口に占めるロマの割合が高いとのことだったけど、首都ソフィアではあまり見かけなかった。
・欧米のチェーン店(マクドナルド、KFC、スタバ、H&M、ZARAなど)はあるけど、多くない。
・ブルガリアの国旗を頻繁に目にするし、EUの旗もセットで掲げてあることが多い。
・ブルガリアのヨーグルトは美味しい。
・メインストリートのヴィトシャ通りは飲食店が多く、買い物スポットはあまりない。ヴィトシャ通りから1本逸れた道などにブルガリア料理の有名レストランがある。
・ソフィア中心部だけであれば1日で観光可能。ボヤナ教会にも足を伸ばす場合は合計2日でOK。もう1日プラスできるのであればリラへ。さらに1日プラスできる場合はプロブディフが面白そう。
・現金が必要だったシーンは市場、ホテルチップ、教会寄付、カザンラクバラ祭り、入場料が必要な教会。ソフィア中心部だけならばクレカ+チップのユーロ支払いでしのげる。
ブルガリアは2024年からユーロ導入が決まっています。2023年にユーロを導入したクロアチア同様、物価は上昇するのではないかと思います。
ブルガリアで行ったところ
ブルガリアのソフィアからセルビアのベオグラードへ
南東欧旅行3か国目のセルビアへ。
初めて搭乗するAirSerbiaでした。AT7プロペラ機でしたが、揺れなかったと思います。
搭乗した飛行機の座席はコーヒーでがっつり濡れていました。CAさんに拭いてほしいとお願いしたのですが、拭くものがないという返答。唖然。
仕方ないので自分のウェットティッシュでふき取りましたが、シートベルトにもコーヒーがしみ込んでいました。直前のフライトでその席に座っていた人がコーヒーをこぼしてしまったのでしょう。清掃の時に見落としたのでしょうが、なんで私の席がコーヒーまみれなのよ、、、と悲しくなりました。飛行機は満席で他の席に座ることはできなかったです。
機内ではクッキーと小さなペットボトルのお水が配られたようですが、寝ていたので全く気づかず。目が覚めたら座席ポケットに入っていました。
セルビアの入国審査も質問はなかったです。ブルガリアのような笑顔はなかったですがさくっとスタンプ押してもらえました。
ベオグラードのニコラ・テスラ空港は大規模改修工事中のようで、基本的にはとてもきれいです。一部分はシートの向こう側でドドドと工事していました。
飛行機降りてから空港の中をかなり歩きましたが、無事にスーツケースも受け取って、一般エリアにあるMOBI銀行のATMでWise口座から5,000ディナール(=6,500円)を引き出しました。ATM手数料もWise手数料もゼロ円でした。
ニコラ・テスラ空港から市内中心部へ
ベオグラードのニコラ・テスラ空港ではタクシーの客引きがすごかったです。到着エリアでかなりの人数の人に「Taxi?」と声をかけられました。
私は72番路線バスに乗って終点で降りてバス停からホテルまで歩いて予定だったので、72番のバス停へ向かいました。
空港の建物だけでなく、空港の外の道路も大規模工事中なので、近々でベオグラードへ行く方はYouTubeなどでバス停の場所を下調べしておかないと、バス停にたどり着くのは難しいと思います。思っていたよりもだいぶ離れたところにバス停がありました。
(マイマップに2023年6月時点でのバス停を登録していますのでご参照ください。バス停は臨時の位置なので随時変更されると思います。)
バス停はかなりの人数が待っていて、バス1台には乗り切れそうにないし、バスは全然来ないし、寒いし、タバコの煙がひどいし、朝は高熱でうなされていたので、ここはバスを待たずにタクシーに乗ろうと思って、すぐ近くに停車していたタクシーに声かけました。本当はタクシー乗車場所が決まっていて、私がそこまで移動するのがルールなのでしょうが、なんせ工事箇所が多くてタクシー乗車場所まで戻る気になれなかったです。
幸いとっても誠実なドライバーさんで空港から市内中心部はメーターに関係なく3,000ディナールに設定されていることをきちんと説明してくださいました。
下調べしてあったので、3,000ディナールであることは知っている旨をこちらからも伝え、クレカで支払いができることを確認してから乗車しました。
ベオグラードのタクシーは車載機材次第ではクレカ支払不可・現金のみとなることもあるそうです。
車内では寒くないかとかWi-Fi使いたいかとか、とても気を遣っていただきました。
ベオグラードのニコラ・テスラ空港から市内中心部までのタクシーは2,200ディナールという情報がありますが、現在は3,000ディナールです。
メータータクシーであっても、メーターに関係なく一律料金が設定されています。
空港の公式サイトにエリア別のタクシー料金表があります。
多くの方が宿泊する共和国広場があるのはSTARI GRADなので、3,000ディナールとなります。詳細は空港公式サイトで最新情報をご確認ください。
私が予約しているホテルは共和国広場に面していてホテルの正面までタクシーで行くことはできないことを知っていたので、近くて降りて歩いてホテルへ向かいました。
後日判明するのですが、空港で72番バスを待たなくてよかったです。終点のバス停からホテルまでかなりの段数の階段を登る必要があったし、ホームレスの方だらけでした。バスを降りて最初にあの光景をみていたらテンション下っていたと思います。
ベオグラードのホテル
ホテルマジェスティックに3泊しました。
ホテルはベオグラードの中心部にありながらとっても静かなお部屋で快適でした。
ただ、ホテルの中に階段がたくさんあってエレベーターに乗るまでに階段を上ったり降りたりしないといけないので、大きな荷物がある場合は不便だと思います。
ホテルに着いて気が緩んだのかまた熱が出てきたので、スーパーでフルーツや飲み物を調達して、部屋で全仏オープンテニスをみながらおとなしく過ごしました。
左側の赤い箱はセルビアの国民食とも言われているプラズマです。日本で言うところのビスコみたいな位置づけと思います
ラズベリーもバナナもビオでした。
プレッツェル生地のサンドイッチはチーズとハムとルッコラが入っていて美味しかったです。
ギリシャヨーグルトにハチミツたっぷり入れて食べました
===海外スーパーでのお買物について書いたnoteはこちら
私はテニスを観るのが好きなのですが、ノバク・ジョコビッチはセルビアの出身で戦争経験者でもあります。
同じ場所を二度攻撃することはないだろうと予測して、あえて爆撃を受けた場所で子どもの頃はテニスの練習をしていたと話している動画を見てショックを受けました。
翌日は空爆ビルへ行ってみる予定です。
eSIM
マレーシア、カタール、ルーマニア、ブルガリアと4カ国利用して1.41GB消費していました。
Tripcoin
6月6日 1レフ(BGN)=75円 約17,550円
トップ画像はセルビアの首都のベオグラードにあるサバ聖堂です。