はじめてのZINE〜東京文学フリマ38に出品します②〜(文学フリマ東京38 第一展示場 R-31・32)
5月19日に東京で開催される「東京文学フリマ」(https://bunfree.net/event/tokyo38/)に出品する
「しくじり見本帖 ~16人の失敗談~」
オンラインサロン「京都くらしの編集室」のメンバー16人と作った、オムニバスZINEです。
わたくし石田明子は、執筆とブックデザインを担当させてもらいました。
さて、デザイナーとしては20年近く、編集者としても15年くらいのブランクがあった私、今回のZINE作りで何が衝撃的だったかというと。
誰にも会わずに、本が一冊できた。
ということ。
・編集会議はZOOM。(今回は原稿の「読み合い(読み愛)」もZOOMで意見交換した)
・ゲラの提出はGoogle ドキュメント+Facebook。
・赤入れの指示やその後のやり取りは、Facebookのコメント欄で。
・小さな相談や編集会議もFacebookのメッセージで。
編集部にいたときは、
・編集会議は、部員で顔を付き合わせて企画を持ち寄り
・デザイン事務所を訪ねて誌面のラフスケッチや素材(写真など)をお届けしつつ、内容を吟味し
・写植屋さんへ提出する原稿も全てがメールではなく、事務所までお持ちしていたような
・ゲラは写植屋さんが届けてくださったかな、取りに伺っていたかな。
忘れてしまった
・印刷会社の人もよく編集部に来ていた
とにかく、取材以外でも、よく人に会ったし、話したし、動いた。
それが良いとか悪いとかの話ではなく、本作りの過程の一つとして記憶しておこうと思う。そして、現在がどうなっているのかとても興味がある。
だけど、今回の「しくじり見本帖 〜16人の失敗談〜」制作で体験した「オンライン編集」も新たな可能性がいっぱいだなあと感じた。
・「しくじり見本帖 〜16人の失敗談〜」には、私が住む関西圏はもちろん、広島、福岡、東京など、日本全国あちこちから参加があった
・あまり時間に縛られなかった
→「本を作りたい!」という人がいたら、いつでも繋がって一緒に何かができる
ぶっちゃけ、ゲラは紙で出したいし、赤入れもゲラに記入したものがいいし、紙でのやり取りの方が、私は好きだなあと思ったこともあった。
あったけど。
「オンライン編集部」なら、私にもできるかも、楽しそうだなあって思ったのでした。
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「しくじり見本帖 ~16人の失敗談~」
https://writerezumi.stores.jp/items/661f6b8a41100f003931f623
企画:「京都くらしの編集室」主宰者、ライター、エッセイスト江角悠子さん
https://w-koharu.com/
イラスト:ライター、水彩イラストレーターの北 裕実さんhttps://www.instagram.com/yumikita_pen/