見出し画像

【文フリ京都9|カウントダウン連載③】 ZINE界隈・初!? フードロスペーパーを選んだ理由

今週末、1月19日(日)に開催される「文学フリマ京都9」に参加します。
ライター・エッセイストの江角悠子さんが主宰する「京都くらしの編集室」のメンバーと一緒です。ブースNo.「し-17〜18」でお待ちしています!

今日は「紙」の話をします。

とあるオーガニック・フェアで、フードロスペーパーという紙の存在を知りました。https://foodlosspaper.com/
茶殻を再利用した「茶紙」、にんじんの皮を入れ込んだ「vegi-kami にんじん」などがありますが、その中でも廃棄されるお米を紙にした「kome-kami」がとても印象に残っていて、ZINEに使ってみようと決めました。

「キッチンのかたすみ編集部」のコンセプトの一つは、「快適な暮らしも、美しい地球も」ですからね。
(kome-kamiの魅力について記事を書いたことがありますが、素人が「立ち聞きした」程度の内容でとてもお粗末なものだったので割愛)


江戸時代、お米が紙に使われていた

ライター・ペーパーアドバイザーのヤグチサトコさんが執筆された記事をご紹介します。kome-kamiのこと、フードロスペーパーのことをもっと知りたくなる内容です。浮世絵の紙にお米が使われていたなんて、知らなかった〜。ヤグチさん、めっちゃ勉強になりました。ありがとうございます!


驚愕の見積もり。からの、方針転換

kome-kamiを使うことに決めたものの、フードロスペーパーを採用している印刷会社はあまり見当たリませんでした。どこの印刷会社がベストなのか判断がつかなかったので、まずはフードロスペーパーを開発したペーパルさんにご相談し、印刷会社を紹介していただきました。

紹介していただいた印刷会社は2軒。
ZINEの判型、ページ数、見返しの有無などを伝え、全ページをkome-kamiにした場合の見積もりをお願いしました。
するとどうでしょう、考えていたより、うんと高額(涙)。愕然としました。
全76ページ、B6サイズの文字だらけの本を、1冊2,000円で売らないと赤字になってしまう計算。誰が買うのだ?手に取るのだ?

自分のZINEでガッツリ儲けようとは夢にも思いませんが、やはり赤字は辛い。2軒の印刷会社に色々なパターンで見積もりを出していただいて(ありがとうございました!)、最終的に決まったのが以下です。

・表まわり=kome-kami 浮世絵ホワイト
・見返し=茶紙
・本文=一般的な上質紙

そもそもkome-kamiは発色の良さが売りの紙。モノクロの本文ページで使うのは、むしろもったいないことですよね。

ZINE界隈初? ちょっぴりエシカルなZINEに、会いに来てください。

『今日もできることから』は、子育てや暮らしにまつわる専業主婦の一人問答。
「うわー、子育てとか興味ないわ」
というあなた、分かります。子どもがいなきゃ子育てに興味なんて湧きません
「暮らし? ええねん、ええねん、衣食住が間に合っていれば、それでええねん」
というあなたも、そうですよね、このご時世、食べ物に困らず眠る場所があるだけでも感謝せなばなりません。わかります。

ですが、せっかくなので、おそらくZINE界隈初となる「お米を使った紙の本」一度手に取ってご覧ください

デザイン系の本の制作をお考えの方もぜひぜひ!

「京都くらしの編集室」しー17・18ブースでお待ちしています。

いいなと思ったら応援しよう!