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りんごの食べ方いろいろ 簡単時短、母の愛情、ときに胸キュン
りんごが美味しい季節がやってきました。我が家にも無農薬で栽培されたおいしいりんごが届き始め、毎日のようにいただいています。
簡単! 時短! 栄養を余すところなく! りんごの「スターカット」
私はいつもごくごく普通に「くし形」に切って、お皿に並べていますが、友達が「スターカット」という切り方を教えてくれました。それがトップ画面の写真です。
りんごを横にスパスパ切るだけなので、とっても簡単。皮むきもしません。過食部に対して皮の面積が小さいので、皮が残っていても気にならず、パクパク食べられます。
しかも、くし形に切って皮をむいたりんごよりも、多くの栄養分が摂取できるとか! りんごに限らず、果物や野菜全般に言えることなのですが、皮やその周りに栄養分が多いのだそうです。スターカットは、りんごの栄養分も美味しさも、丸ごといただける切り方なんですね。
ちなみに、なぜ「スターカット」と呼ばれているかというと、中心の種の部分が星型になるから。クッキーの型で星の形にくりぬいても、とっても可愛いです。
憧れの「うさぎりんご」をリクエストしたけど…
ここからは、りんごの食べ方にまつわる思い出話を。
学生時代のこと。
クラスメイトがお弁当箱を開けるなり「ああー、お母さん、これ違う!」と半笑いで叫ぶので、何事かと見に行きました。
「『りんごをうさぎの形に切って』ってお願いしたんだけど、これ、違うーー」と見せてくれたのが、なんとも珍妙な形のりんご。
皮付きのままくし形に切ったところまでは正解だったのですが、そこからの「うさぎの造形」が違っていました。彼女のお母さんは、くし型に切ったりんごの皮の左右を剥いて、耳に見立てていたのです。
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ひこにゃんじゃないよ。
彼女は、友達のお弁当に入っている「うさぎの形のりんご」に憧れがあって、お母さんに頼んだのだそうです。今のようにネットで検索なんて出来ませんでしたから、お母さんは一生懸命考えられたのでしょうね。ただ、一般的な「うさぎの形のりんご」とは違っていたのです。
見に来たみんなが大爆笑したことを覚えています。でも、お母さんの愛情が感じられて、同時にほっこりもしました。
ポケットからりんご。 ときに胸キュン。
カナダに住んでいた時、ポケットにりんごを隠し持っていて、突如として食べ出す人が何人かいました。あちらのりんごはサイズが小ぶりで、手のひらにすっぽり収まるんですよね。カットせずとも、お皿に並べずとも、丸かじりできるのです。
「よっ」と待ち合わせ場所で合流して、「さ〜どこ行こう」みたいな話をしていたら、急にポケットからりんごを取り出すから、ちょっと笑っちゃいますよね。コートの袖でガシガシ磨きをかけてから、「ガブッ」とかぶりつく様子、初めて見たときは本当にカルチャーショックだったなあ。
でもこれ、気になっている子がしていると、ちょっと胸キュンなんですよ。可愛いです。
日本の大きいりんごは、ポケットに入らないから無理だなあ。
日本の果物は本当に美味しいですよね。無駄が出ないように、大切に味わいたいです。