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ヒメシャラが咲いた
我が家の花壇にある唯一の背高のっぽちゃん、ヒメシャラ。
ようやく蕾がつき、今か今かと開花を待っていましたが、先日ついに花が咲きました。
昨年は花を咲かせなかったので、喜びもひとしお。
というのも、昨年はわたしの飛んだ早とちりから、ヒメシャラを枯らしそうになったからです。
* * * * *
わたしは子どもたちが通う小学校で園芸ボランティアをしています。
園芸ど素人ですが、草花は可愛いと思うし、何より子どもたちが通う学校を季節の草花で彩るお手伝いができるのは嬉しいことです。
園芸ボランティアにはベテランのおばちゃんたち(70代〜80代!)がいらっしゃいます。
園芸ど素人の私たちに、仕事を手取り足取り教えてくれ………なんてことは全くなく、「手伝うなら、盗んで学べ!」と背中で語っているよう。
そう、昭和な現場なのです。
ある日、おばちゃんがつぶやいていました。
「花壇の草花は、水や肥料を与えすぎて甘やかしてはいけない。ギリギリまで水をあげずにおいて、ちょっとクタッとした頃にたくさんの水をあげれば、ものすごく元気に育つ」。
園芸ど素人の私は、それを鵜呑みにしたわけです。
花壇の水やりを極力控え、地面が乾いて白っぽくなったら水をあげるようにしました。
するとどうでしょう。
ヒメシャラの蕾がつかないばかりか、枯れ始めたのです。
ええ〜。元気になるんじゃなかったの!!??
よくよく調べると、ヒメシャラは乾燥に弱く、お水やりの管理をしっかりしなくてはいけない植物だったのでした。
猛省。
なので、今年は様子を見ながら、適切なタイミングでお水をあげ続けました。毎日、「今年は咲いてね」と声をかけました。
そして咲いたヒメシャラの花。
小さくて白くてうつむきがちで、愛らしい。
毎日、下から見上げています。