DELF B2 受験記録
フランスに来て早4年半、初めてフランス語の検定試験を受けました。
自分自身が受験前に、内容についてネットの記事を参考にしていたので、今回の試験も思い出せる範囲内で書いてみます(問題の内容など勘違いしてる可能性が無きにしも非ず、その点ご注意を)。
大前提として、まだ記述式解答を含む、旧式の試験内容でした。段階的移行とのことでしたが、過去問からすると、選択式のみの新式の方がかなり点数は取りやすかったので、早く新式に移行してくれれば良いのに。。
ちなみに上の写真はジャンヌ・ダルク教会。ゆかりの地であるルーアン(Rouen)にて。
Compréhension Orale
一つ目は、レストラン業界の環境に対する取り組みについて。いつものことながら、聞きながら書き取るのが難しい。全体的に余裕無し。
二つ目は、各家庭の出すゴミの量をどう減らすか、買い物をする前にリストを作っておくとか、食品の消費期限についてなど。
Compréhension Ecrite
一つ目は、赤ちゃんの時からバイリンガル教育をすることの利点について。二つ目も教育の話題で、グローバル化が進む社会では、今後益々様々な背景を持つ他人との共同作業が必要になり、協調性や調整能力、創造性などを育む教育が重要というような内容。
Production Orale
若い男女の試験官で、女性はサバサバした感じ、男性はにこやかな二人組。引いたお題は、携帯電話のGPSの発達によって、人の行動範囲を把握することが可能になったが、その監視システムについてどう思うか。選ばなかったもう一つの方は、パッと見て内容が掴めず。おそらく人の心理に関する話題。
Production Ecrite
聞いていた通り、本命の「市長への手紙」だったので、まずは一安心。
通勤時間削減の為、街の中心に4車線の道路を作る計画に対し、その利点に理解を示しつつ、空気汚染や騒音の心配などの理由から、住人皆にとって良い代替案を提案しなさい、という内容。
今回、パリではなくルーアンで試験を受けましたが、B2の受験者数は10人弱。午前中に個別の口頭試験で、午後に合同で筆記試験を一気に行いました。ネットの情報から、一度に全ての問題を渡されるのかと思っていたら、科目ごとに問題配布、解答回収していたので、試験官や試験会場ごとにやり方が違うのかもしれません。それが原因だったのか(解答用紙を最後まで手元に置いて後で見直したかったのか?)、時間が来ても用紙を渡そうとしない受験者が一人いて、試験監督と口論になっていたり、筆記試験の間、扉を隔てた向こう側でお喋りしてる人がいたり(本当にやめて欲しいと思った)、日本とは色々違うな、、と思った試験でした。