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あの夏、私たちは家を作っていました【リレーnote12日目】
「耐震等級は”つかない”ってことですか?」
設計事務所での話し合いの最中、夫の表情は暗い。
今から2年前、2022年の夏。
私たちは家を作っていました。
私たちが作っていた家
我が家が購入を決めたのは、「売建(うりたて)住宅」。
土地を購入してハウスメーカーなどに細かくオーダーして作ってもらう「注文住宅」と、あらかじめ家を建ててから販売する「建売(たてうり)住宅」の”あいのこ”、それが「売建住宅」です。
土地の状態で販売して、あとから家を建てる。
設計事務所では、購入を決めた土地に建てる家の打ち合わせをしていました。
流れ的には注文住宅と同じですが、基本的な間取りは決められていて「地下室を作りたい」というような大きな変更はできません。
私たちの場合、契約の時点で建物価格も「〇千万円」と具体的な数字が。
「標準仕様」プランで行けばこの提示された金額になるとのこと。
当然、「標準仕様外」のオプションを選べば追加の費用が発生します。
当時私たちは提示された金額で「ギリギリなんとかなる」という予算であったため、「できる限り標準仕様でいこう」というのが夫婦の暗黙の了解。
それでも、床材や壁紙、外壁の色などは選ぶことができて、夏を通して行われた設計士さんとの打ち合わせは基本的にはとても楽しい時間でした。
でも。
耐震等級が”つかない”家
打ち合わせの中盤の頃だったと思います。
設計士さんから何気ない様子で「耐震等級」についての説明をされました。※
この住宅は、耐震等級1級”相当”となります。
耐震等級の取得は法律で義務付けられてはいません。正式に耐震等級〇級という認定を受けるには費用がかかります。
現時点の標準仕様のプランには、認定を受けるための費用は含まれていません。
夫は少し考えてから、こう言いました。
「耐震等級は”つかない”ってことですか?」
「そうです」と設計士さん。
「少し考えさせてください」
ーー今どき耐震等級が「ない」家?
耐震等級は少なくとも自動的に付与されるものだとばっかり思っていた私たち。
よくよく調べると、耐震等級の取得は任意であり、法律上問題ないらしい。
とはいえ、心にひっかかりました。
そして、夫婦で話し合った結果、耐震等級の認定を受けることに。
金額にして百万円弱。
数千万円単位の話をしている中だったので感覚がおかしくなっていましたが、想定外に建物の金額を上乗せしました。
損をした……とまでは言いません。
でも、契約を決める前に知っておきたかった。
耐震等級の認定が必要だと主張しているわけではないんです。
ただ、私たちの当たり前と家づくりの当たり前が違うということに直面し、びっくりしたのです。
家を買うことの難しさ
「耐震等級〇級と認められるには、審査を受ける必要があり費用がかかる。」
業界の人からしたら当たり前のことなのかもしれません。
けれども私たちは、「全然知らなかった」。
全然です、ほんとに。
だからこそ、家を買った当事者として言いたい。
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家を買いに行く前によーく調べた方がいい!
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今は情報を取ろうと思うとたくさん取れる時代。
全部調べ切るというのは不可能かもしれないけど、なるべく人任せにせず調べる。
それで、いろんな立場の人の話を聞く!
(おや、こんなところにFPがいますよ!)
これが大切なのではないかと思います。
まとめ
今回は、家を作っていた2年前の夏の経験から、住宅購入の際にはできる限り自分で調べるべし!ということをお伝えしました。
楽しかったんですけどねぇ、家づくり。あんまりに知らないことが多くて驚いていた記憶。
私たちの経験が、どなたかの住宅購入のお役に立ったら幸いです。
※参考サイト
この記事はずっきーさん企画「真夏のリレーnote」に参加しています!
圧倒的な文章力×営業力でたくさんの人を巻き込んでいくずっきーさん。
ニヤリと笑える表現に惹きつけられて、気がつけばあっという間に記事読了!
そんな素敵な記事がいっぱいです。
ちなみに私のnote人生を変えた有料記事はこちら↓
この記事は昨日の走者、立山 剣さんからバトンを受け取りました!
絵画みたいにお祭りの情景を描写する立山さんのnoteをぜひご覧ください^^
そして次のバトンは、青空ちくわさんです!
もう見てくださいこの記事!
タイトルでノックアウト。
そんな方の前を走れて光栄です!
よろしくお願いしまーす!