明子

いのちが老いていく仕組みが好きな元・看護師です。 人生の最期がしあわせなら、自分もみんなも、とっても嬉しい。そのために、自分が歳を取って高齢者になる前から「今、この自分」を大切にすること。どんな自分も愛して、慈しんで、面白がれたらいいなあ、と思います。

明子

いのちが老いていく仕組みが好きな元・看護師です。 人生の最期がしあわせなら、自分もみんなも、とっても嬉しい。そのために、自分が歳を取って高齢者になる前から「今、この自分」を大切にすること。どんな自分も愛して、慈しんで、面白がれたらいいなあ、と思います。

最近の記事

婆さんの引っ越し

お母さんからLINEに来たメッセージ。 『ばあちゃん 入所の申し込みをしました。  ごめんなさい🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️』 100歳の婆さんが、ついに施設に入所することになりました。 ここに来て一気にいろんな理由が重なって。それでも昨日までは思っていなかったけど、今日になって急に「もう入所を申しこもう」と決めたそう。 ごめんなさいどころじゃない。今まで、お母さんの頑張りでたくさんの、殆どのことが支えられていた。忍耐と献身。今まで頑張ってくれて本当にありが

    • 人は世界を助けたくて生まれてくる

      わたしの生まれて初めての記憶は、生まれたその時のことです。 次の記憶はまだ喋れない赤ちゃんの時で、こたつに入ってるお母さんに抱かれている冬の日。 お母さんがとても悲しそうにしていて、それはお父さんのせいでした。 お母さんの元気がないから兄弟も何だか悲しそうで、お母さんを心配してる。兄ちゃんや姉ちゃんも、お母さんの悲しみの原因がお父さんだってことをわかってる っていう場面。 喋ることもできずにそれを見てるわたしはどんな気持ちかというと めちゃくちゃやる気に満ち溢れてる!!

      • 何にも覚えてられなくなった人を最後まで笑わせるもの

        実家に帰ると平日の何曜日かの夕飯時、両親が必ず「笑点」を観ています。 今のやつじゃなくて大分昔の。 BSでやってて、こぶ平とか楽太郎とかの時代のやつ。(小学生時代からの名残で、呼び捨てがしっくりくる笑 その時に祖母を見ると、高確率でニコニコしています。 何かを覚えてるどころか、話しかけてる内容さえもう理解できない事も多い祖母。 だからこぶ平の「チャンラーン!!」も歌丸のハゲネタも、木久蔵ラーメンのいじりも絶対わかってない。 どうして祖母が笑ってるかというと、 父と母がめ

        • 認知症10年の祖母が覚えてた90年前の音楽

          大好きでたまらない祖母が認知症になってから、10年かな?それ以上?くらい経ちます。 今日スマホの写真整理をしていて、改めてここ数年で祖母が一気に変わったなあと感じて、可愛&せつないで胸キュンしてました。 今は全体的に表情が乏しくて、ぼーっとしていることが多くなりました。お地蔵様みたい。(それはそれで萌えるんだけど もちろん話しかけた時の意思の疎通度も全く違う。 今の祖母は、何か話しかけても何を言われてるのか理解できてなさそう。 もしくはその時に理解しても次の瞬間に忘れ

          エイトスターダイヤモンド・田村社長の応援

          ※画像はHPからお借りしました 5/21の「世界平和音楽祭」で主催・指揮をされる根本昌明さん。 エイトスターダイアモンドの創業者・田村熾鴻(たるひろ)さんも、ご生前、根本さんを熱心に応援されていました。 エイトスターダイアモンドについてはこちら https://eightstar.co.jp/history 「私74歳。根本昌明氏が大好きである。 愛を知らず、語れない戦前生まれの私に比べ、堂々と愛と平和を説く。本気で語り続ける。 音楽で世界平和を実現すると語り続ける。

          エイトスターダイヤモンド・田村社長の応援

          自分らしく生きられる人と生きられない人がいるのはなぜ

          「自分らしく生きよう」っていうのが当たり前に言われるようになってきました。 その風潮の中でどんどん自分を解放して、それを仕事にまで出来てる人もいる一方で、 たくさんたくさん学んでも、どうしても踏み出したい一歩を踏み出せない人もいます。 そして後者の方が圧倒的に多いので、後者のためのサービスが本当にたくさん増えてるなあと感じます。 体を整えて心も変わる、 深く自分を理解する、 女性性の解放、 スピリチュアルなメッセージ、 複合の合わせ技、、、 「自分らしさ」を解放するため

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          大判焼きとカレンダー

          毎月行ってるお寺に出かけてきました。 駅まで帰る道に、大判焼きとたこ焼きを売ってるお店があります。 粉物が好きな私は帰り道にそこで買い食いするのを楽しみにしてて、 今日も大判焼きを買いに寄りました。 すると、私の前で注文しようとしてたお婆さんが何やらごたついています あー!やっぱりないわ。 落としたのよ、息子にもらったばっかりだったのに。無くなってるわ。 あーー、ないわ。バカやっちゃったわ。 どうしたの?って聞くと そこの坂道でね、息子にもらったお金を落としちゃった

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          「昼間は大声で笑っちゃいけない」祖母にかかっている呪い

          祖母は笑うのが大好き。笑顔がとっても可愛いです。 でも茶の間で昼間、みんなでおっきい声で笑うと嫌がります。これは認知症になる前からそうで、認知症がだいぶ進んでからもずっと続いていました。 わたしが実家に帰っている間も、結構このやりとりがありました。 夜にはどんなに笑っても大丈夫。でも昼間に大きい声で笑うと焦ってる。 「おい、ねら、すっけなでっけえ声で笑うんじゃねえ!近所のしょに聞こえてしまう」 そう言って眉をひそめます。 「え??大丈夫だよ、何言ってんだよ〜」 「大

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          人生の最期を幸せにする願い

          このところはもう、あんまり喋らないし反応も乏しい認知症の祖母。だからこれは  1年くらい前の話です。母と電話で話していてふと、母が言いました。 「あ、そういえばばあちゃん、ずっと願ってたことが叶ってるんだなあ。」 なになに? 「まだボケるずっと前に、ばあちゃんがよく言ってたんだ。『おら、できればボケないで死ぬまでしっかりしていたいけど、そればっかりはどうなるか分からねえ。だけど もしボケても、ありがとうって言うのは忘れたくねえなあ』って。 今のばあちゃんの一日の終わり

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          認知症になる前の婆さんが、突然現れた話。

          忘れられない一瞬の再会私の祖母が認知症になってから、かれこれ10年近く経ちます。 祖母は今年97歳。 大腿骨を骨折して入院、そこから認知症が始まりました。 覚えられなくなったり、幻覚が見えたり、妄想が増えたり。 何かが心配でたまらなくなったりもする。 認知症になってから、なんて言うか。段々と理性的な大人の表情じゃなくなって、子どもみたいな無邪気な顔が増えました。 今から四年前くらいのお正月、実家に帰省していた時のこと。 わたしはその頃にはもう、「認知症になってからの祖母の

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