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あいづち道場【不安と戦う 心を養う時間】

あなたは、ご自身の誕生日の朝、どのような気持ちで目覚めたいですか。
ワクワク?そわそわ?新しい1年をゆったり迎える落ち着いた気持ち?
昨日、私は誕生日でした。
沢山の友人たちからの祝福のメッセージをいただき、私の誕生日に心を寄せてくれる人がいることを、とてもありがたく感じました。
一方で、朝から大きな不安感と動揺がありました。
それは、今までの人生のマイナスだと思っていることの集大成のような夢をみたこと。
さらに、とても残念なことがおこってしまったから。

不安や孤独とどう向き合うか

そんなワサワサして気持ちで始まった誕生日。
いつも通りパソコンに向かうものの、なんだか仕事がはかどりません。
朝の夢のせいか体調もすぐれないので、化粧もせず、「でもやらなくちゃ!」と頑張ってみるものの、心の中にはなんともいえない辛い気持ちが渦巻いていました。
こんな気持ちのまま誕生日を過ごすことになるのかな。
本当に私って成長しないな。。。と暗澹たる気持ちになりました。

顔をつくって出かけよう

こんなはずではなかった。
そう思うことは、人生の中でしばしば訪れます。
そんな時。
「今からできることは何だろう。」
そこに集中するしか道がないことは、皆さん経験ずみだと思います。
昨日の私もそうでした。
今からできること。
そうだ、お着換えして出かけよう。
顏をつくろう(メイクをすることです!)
ヘアを整えて、自分に自分で誕生日プレゼントをあげにいこう。

心を癒す時間 養う時間

そう思って決めた行先は、鎌倉のカフェ。
食べたい!と思っていたチーズケーキを食べに行くことにしました。
気持ちはまだ、どんより、ワサワサと苦しい気持ちが充満していましたが、とにかく出かけようと。
一歩外に出ると、とてもよい天気で、日の光はあたたかく、少しづつ心を溶かしてくれるようでした。

とろりとクリームで溶ける心

休日の鎌倉。
人が多いことを覚悟していましたが、目的のカフェ「The Circus」は、空席もあり、とても静かな心地よい空間。
そこで、お目当てのチーズケーキをいただきました。
中煎りのコーヒーは、甘やかな香りをただよわせ、ワイングラスで提供されることにもテンションが上がりました。
チーズケーキは、カマンベールと、ゴルゴンゾーラの2種類。
今回は、カマンベールにしましたが、ゴルゴンゾーラは、本当にワインにあわせたいですね。
チーズクリームはとろりとやわらかく、まわりは、パリパリのパイのクラスト。
一口ほおばるごとに、心が落ち着いてくるのがわかりました。
おすすめされた本「言語の本質」を読みながら心地よい時間を過ごしました。
そして、突然の「鎌倉行くよ!」につきあってくださったる方がいらっしゃり、対話をする中で、より気持ちがフラットになっていきました。

孤独と不安を感じる人が増えている?

今、「孤独マーケット」というものが伸びているそうです。
高齢化や、価値観の変化、インターネットによるコミュニケーションの変化などで、一人で暮らす人が世界的にも増えているそう。
高齢者はもちろん、三菱総合研究所の調べ(2018年)によると、実際に最も孤独を感じているのは20代。「とても孤独を感じる」「孤独を感じる」との回答合計は男女とも、ほかの世代を引き離したそうです。
さらに、コロナ禍を経て、ひとり暮らしで自宅ワークをする方も一気に増えました。
また、2024年の幕開け、日本では大きな災害や事故があいつぎ、漠然とした不安を心に抱えている方も多いと思います。
誕生日の朝、急に孤独と不安に襲われた私だけでなく、日々心の中に寂しさを感じている方が増えているのではないでしょうか。

解決しない不安とつきあう

誕生日の朝の私の気持ちの引き金となっているのは、「解決していない問題」であったり、「そのことによる先行きの不安」だったり。
それが、何かをきっかけに頭をもたげてくるのです。
誰しも抱えるこのような不安定な思い。
チーズケーキだけが解決してくれるわけではないけれど
「自分の処方箋を持つこと」
そして
「いったん顔をあげること」
は大切かもしれません。
そして、落ち込んでいることのメリット、デメリットを考えるとやはり。。。
落ち込んでいるヒマはない!!!
と思うに至ったのです。

ポジティブな感情が与えてくれるもの

さて、チーズケーキと、楽しい会話でご満悦になった私は、午後には家に戻り、仕事につくことができました。
そして、思いのほかサクサクと仕事ははかどり、夕食時の娘との小さなバースデーパーティでは、気持ちよく白ワインをいただくことができました。
出かけてよかった。。。。
あのままグチャグチャな気持ちのままで、パソコンに向かっても、まったくクリエイティブなアイデアは出てこなかったでしょう。
ポジティブな感情には、どうも人の思考や活動を活性化してくれる効果があるようです。

研究によると、喜びに満ちている人ほど創造的で、新たな情報を受け入れ、柔軟で効果的な思考をおこなうという。
喜びには、自分の限界を押し上げ、何が来ても受け入れるよう促す効果があるという。
また、枠を飛び越えて考え、探究して創造し、遊びたいいう欲求を生み出す。大人の場合、遊びには知的活動や芸術的活動も含まれる。

「感情は最強の武器である」レナード・ムロディナウ 東洋経済

セルフコンパッションを大切に

では、どうすれば、自分をいつもポジティティブに向かわせることができるのでしょうか。
そのひとつのカギになるのがセルフコンパッション。
自分の心の動きに敏感になり、大切にし、対処しようとする力だと思うのです。

今月から始まる「あいづち道場」。
こちらはコミュニケーションを学び合う場ですが、何より大切にしたいのは「私自身を大切に扱うこと=セルフコンパッション」です。
お相手の話をしっかり聴いたり、よい対話時間を創造しようと思ったとき
<自分はないがしろ>
では、うまくいかないか、また、うまくいっても続かないのです。
日々の自分自身の心の変化にも敏感に。
そして、凹んだ心をふくらませる工夫を色々考えてみる。
実行してみる。動いてみる。
自分の心を養い、笑顔をキープすることは、家族のため、仲間やクライアントのためでもあるのですね。

不安感、孤独感にさいなまれる今だからこそ、思いやりのコミュニケーションを。
あいづち道場は、「気」を大切にする和の文化に学んだ幸せ視点のコミュニケーションです。
自分自身と、大切な人のために使っていただけるよう、広めていきたいと思っています。
  

体験会をおこなっています。詳細はこちらからご覧ください。


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