旨いものは・・あと36めくり
小学校時代、たぶん国語でことわざを習っていたときのこと。
宿題で何かひとつことわざを調べてくるように言われた日があった。
家に帰り父親に ことわざってどんなのがあるのか 何気なしに聞いてみたら
「旨いものは宵に食え」
と即座にニヤリとした雰囲気で答えてくれた
それを聞いて 宵? よるのこと? と思いながらノートに書いた。
憶えている情景としては父は私が書いているノートをのぞき込み、「そやそや」と見ていた。
次の日においておかんとその日に食べろということや と。
翌日、学校で確かその宿題について先生が全員に対して調べてきてどんなのがありましたか?と問いかけたと思う。
当たられたのか、先生がノートを見にきたかは覚えていないのだけど、
いや、みんなの冷たい反応があったように思うのでみんなに聞こえるように発表したのだと思う
「旨いものは宵に食え」
なんかちょっと恥ずかしいけれど言ってみた
しーーん
先生、えっ?って顔している 少し固まっているような
だからや
なんか恥ずかしいと思ったんや
この言葉はことわざですか?
今になっても調べていません
でも、人をおちょくるところがある父親の
もちろん怖くて怒ると手をつけられないわがままなところのある別の顔もある難儀な父親との
おもろい側面の笑える記憶だ
つまるところ、人間ユーモアだね
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