「生きてるだけでえらい」って言われても。
朝の散歩中。
ちー「子どもの頃は、言われたことをやっておけば、がんばったらがんばった分だけ褒められるし、つらいことがあっても、自分は漫画の主人公だと思えば乗り越えられたんだよね」
母「褒められるのはうれしかったの?」
ちー「そりゃうれしかったよ。でも、コロナの自粛とかで、自分で考えてやらなきゃいけないことが増えて、どのくらいがんばったらいいかもわからないし、がんばっても終わりが見えなくって、しんどくなっちゃったんだよねー」
母「そうだったんだ」
ちー「今はさ、『生きてるだけでえらい』とか言われるけど、ハッキリ言ってそんなの全然うれしくないよねw」
母「おー。そーか」
ちー「だってさ、生きてるだけでえらいってことは、死んだらえらくないってことでしょ? 生きてることにえらいもえらくないもないでしょう」
母「そうね。じゃあ、なんて言うのが正解なのかな」
ちー「こないだ、TikTokで『えらくなくても、生きてていい』って言ってる人がいて、ふーんって思った」
母「そっか。ところで、子どもの頃はなんの漫画の主人公だと思ってたの?」
ちー「北島マヤだと思ってた。『ガラスの仮面』※の」
母「ウケるw」
ちー「ガチだからね。やばいよねw」
※ちーこの愛読書はいろいろあるけど、小2で出合った『ガラスの仮面』は今も大好き。私も子どもの頃に何度も読んだので、二人の会話にはしょっちゅう登場します。ちなみに今のちーこは北島マヤのことが嫌いです(笑)