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私と娘

今年に入ってから、娘と毎日散歩をしている。
時間は午前9時半から10時半の約1時間。

普通の中学2年生なら、この時間は学校に行っているが、ちーこは違う。
彼女は、学校に行かないことを選んで4年目に入ろうとしている。

こんな風に書くと、
「学校に行かないことを選ぶ?けしからん」と言い出す昭和風情の人や、
「不登校を自分で選ぶなんて自立しているわね」なんて言う令和風情の人が現れそうだが、現実はそんな簡単なことじゃないのは、不登校の子どもを持つ親ならみんな知っていることだろう。

小学5年生の12月に「もう学校に行きたくない」と言い出してから、今に至るまで、児童相談所はもちろん、警察にも玄関をノックされたし、家の壁に穴は開いたし、夫は好きな時間に家に帰れないこともあった。取っ組み合いの大喧嘩をし、互いに傷つける言葉をぶつけ合い、「死にたい」「死んでやる」「殺す」「死ね」という言葉は日常にあった。

ちーこは、ご飯がうまく食べられなくなり、精神疾患を患い、小6の秋から中2の秋まで精神科に入院した。

そんな娘が、今、私と毎朝散歩をしている。

それだけで奇跡のようなことだけど、私たちは本当によくおしゃべりをする。

取るに足らないような内容なのだけど、記録のために、会話をネットにアップしてみようかなと話したら、「いいよ」と言ってくれたので、綴ってみようと思う。

「不登校の娘との会話」はじまりはじまり~。



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