そなえよ、つねに - 居場所づくりの大切さ / 難しさ -
お久しぶりです。子供が小学生になり、小学校文化に足を踏み入れ、子供と一緒に、まだまだ混乱と適応の狭間で日々揺れているあきこさんです。
学校生活は毎日が刺激と学びに溢れており、まだまだ私自身の脳内処理が追い付かず、言葉に上手く表すことができません(*⁰▿⁰*) 今回は子供の「居場所」づくりに関する、ここ一年ほどの奮闘と、その難しさについて書いてみようと思います。
そもそも、私が子供の「居場所」を重要テーマとして考え出したのは、約一年前。就学相談の真っ只中で孤独と不安を感じる日々の中で、特別なニーズを持つ子育ての同志を見つけるべく、自閉症自助グループの門を叩いて、当事者&親の茶話会のような場所に参加したことが大きなきっかけでした。
詳しい内容は記載できませんが、親としてご参加の多くの方が思春期以降の「二次障害」、中でも「行動障害」の状態を経験され、困りに困った経験をお話しされていました。その中で、地域だけでなく全国組織の役員もされている座長の方は「これまでは、特に "思春期以降に行動障害が出てから、困った!どうしたらいいか?!" という話題が中心だったのが、最近では ”思春期までにどのような「育ち」をすれば二次障害、中でも行動障害を防ぐことができるのか?" という問いに移り変わってきている」ということ、そして、その「鍵」になるのは(我らが*)本田秀夫先生も仰っているように、"好きなこと" や "分かり合える仲間" のいる「居場所」なのでは、ということが全国会議でも旬なトピックである」ということを仰っていました。
「お仲間を見つけよう!」と気軽な気持ちで叩いた扉の先で、「未来の不安」を沢山持ち帰って来てしまった(元々不安の強い)あきこさん。さあ、どうしよう笑。その日から心の中の「思春期、コワイ(*_*) 。行動障害、コワイ(;o;)」という新たな不安の種をエネルギー源として、就学前〜就学後に繋がるような、子供の「居場所」探しを(子供の立場からすると迷惑な熱量で)真剣に始めることとなりました。
やれやれƪ(˘⌣˘)ʃ
今となっては、当時の私自身の不安を原動力にした子供を巻き込んだ行動が、子供自身の昨夏の調子の悪さを助長してしまっていたな、とよく分かるし、反省もしているのですが、当時はそのしくじり具合が中々分かりませんでした。
結論から先に言うと、当時、最大限子供の意識を尊重しながら探したと思っていた居場所の中で、今も機能しているもの/機能しないでやめたもの/一旦お休みして本人が欲すれば再開できるようにしてあるもの、色々あります。また、反省として、子供よりも私自身がのめり込んでしまいそうになったものもあります。(冒頭に掲げたスカウト活動はその1つで、自戒の意味も込めて掲載しました^^;)また、放課後等デイサービスに代表される福祉の世界のもの、比較的インクルーシブな世界のもの、一般世界のもの、「分け隔てなく」を謳っていても、実質的には娘の特徴との相性が悪く本人がやりたいと思ってもできなかったもの。。。本当に色々あります。非効率極まりない(=^▽^)σ
けれど、まだまだ変化する学齢期、その時どきの本人の気持ちを大切にしながら、「こちらがダメでもこちらがあるさ」と思えるような逃げ場として機能するような居場所を思春期頃までに本人が見つけられるといいなと思っています。同時に、福祉の世界と一般世界の両方を行ったり来たりしながら、将来的にどのような生き方をしてくか、本人が選んで行く旅の始まりでもあるのかなと感じています。
進め方(特に昨年夏のペース)については反省が沢山ありますが、新しい小学校生活が始まり、学校外にもいくつか居場所があってよかったなと思えることも多く、無駄では無かったとも感じています。他人と関わりたい気持ちが強いけれど、コミュニケーションに質的課題があるという我が子の特徴を踏まえても、居場所1箇所ではどうしても破綻しがち。
でも、大人だって、そうだよね。家庭、仕事以外にも幾つかの居場所が必要だし、オジさん達が昔からお金を払ってお姉さんの接客を受けながらお酒を飲むのだって、同じだと思う。子供は自分で選んだり、お金を使って解決することが難しいだけで、家庭・学校以外の居場所が必要だよね(`・ω・´)
実は、約1年間「居場所」をテーマに活動をしてみて、今は、「場所」よりも「コト」(好きなコト)を家庭を軸に取り組むという部分にフォーカスが移りつつもあります。そちらについても、また機会があれば書きたいです。
「選択権はあくまでも子供にある。子供の選択権/「やらない・やりたく無い自由を奪わない」こと、そして、色々な制約はありつつも、「ママはママの3rd Placeを自分でちゃんと見つけること」を肝に銘じながらもうしばらくは伴走して行こうかなと思っています。就学してから、(学校は、こちらが頼まなくても「適応」を頑張って指導してくださることもあり)これまでは「どこまで適応できるのか?」という問いが心の大部分を占めていたのが、「この子はどのような育ち方をしたがっているのかな?」という問いが多くなってきている、今、ここの状態を切り取ってみました。
*あきこさんは本田秀夫先生のファンで、メディア等でお名前を拝見すると、心の中で勝手に「我らが」を付けてお呼びしています。
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