抵抗のvariation
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抵抗のvariation
勧誘と囲い込みによる洗脳、貨幣の供出を迫る作法は某宗教に限ったことではなかったから、彼らも何食わぬ顔で社会の中で生きながらえることが出来たのだろう。
他方で現代はコマーシャリズムが個々人の実存にまで結びついてしまった感のある様相。コマーシャリズムの軽量化。
cell phoneの存在により絶えず中断される思考。
だがその絶えず立ち止まらざるを得ない思考の中で、軽量化され貼り付けられたコマーシャル群は、反作用的に却って個々人の尊厳を回復することに役立つだろうか、またはやはり安々とそれらに囲まれ侵食されてしまうのだろうか
買わされるよりは売る方がまし、という益々栄える配信の文化は、誰の支配下に置かれるものでもないという点において、たしかにある種の健全さを備えているかもしれない。
闘いはどこで生起しているだろうか
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