黄金のひまわりプロジェクト10
みなさんこんにちは❣️
黄金のペットボトル研究家アーティストの木村晃子です❣️
みなさんいかがお過ごしでしょうか??
もう九月。
新米が出荷されたというニュースを聞いて
「秋」
確実に来ていますね。
世間ではスーパーや米屋で米が売り切れるという事態が発生しているそうです。
新米が入荷されることで混乱は治ると思いますが、
今年の新米は前年度に比べて割高だそう。
米農家の木村家の稲刈りは、9月後半から。
稲刈り前の黄金の稲絨毯を真っ赤なトンボが駆け抜けていく様で、
気軽に一句読めてしまうぐらい
風情あふれる情景ですよね。
とても大好きな季節です。
新米。
新米って響きがもう嬉しい。もう美味しい。
田植えを手伝ってくれた友人にも、擦りたてホヤホヤを早く届けたい🌾
ところでところで
黄金のひまわり畑、どうなってるの????
9/5 さようならひまわり畑
「黄金のひまわり」は、9/5(木)を持ちまして土へと還りました!
約2ヶ月もの間、
私のすべての時間と愛をかけ、たくさんの人の協力があって育つことができた黄金のひまわり。
東を向いて一斉に開花し、猛暑にも負けず、台風にも負けず、
虫や病気にも打ち勝ち、
無事に種をつけ始めました。
おしっこ液体肥料を使用したA面の畑のひまわりたちは
順調に成長し続け、
種が入り始めていました。
種が入り始めると、花が重くなるためにグタッと下を向くのが特徴です。
上の写真でも、ほとんどのひまわりが下を向いています。
「えっっ、なんで刈っちゃうの?!」
「まだ綺麗に咲いているひまわりもあるじゃん、もったいない!」
そう思う気持ち、痛いほどわかります。
しかし、
それでもひまわりを刈らねばならないのです。
その理由について、解説します↓
黄金のひまわりを刈り取る理由
①ひまわりを緑肥として活用するため
「黄金のひまわりプロジェクト」では、
不法投棄された黄金のペットボトルの中身(尿)で液体肥料を作り、
その効能を実証するために、
ひまわりを用いて実験してきました。
目的は、もう一つあります。
それは、
使われていない農地を復活させるため!
ひまわり畑のためにお借りした「長沼のやすらぎの里デイサービスセンター」隣農地は、
所有者の事情により、耕作をストップしていた農地でした。
畑を耕す、作物を植える、草を刈る、作物を収穫する、再び耕す…
このサイクルを一度でも放棄してしまうと、
再び耕作をする難易度が上がるだけではなく、
近隣の農地にもよくない影響を与えてしまうのです。
農業従事者の高齢化により、農地管理が行き届かずに耕作放棄地となってしまう農地が増加している問題。
なんとかする方法がないかな…
と模索しているときに
耕作放棄地に緑肥としてひまわりを植える
自治体の取り組みを発見しました。
https://www.nara-kaigi.jp/pdf/gojyou.pdf
次の耕作が始まるまでの準備期間として、
ひまわりを植えて花が咲いたら刈り込んで緑肥にする。
緑肥となったひまわりは、時間をかけて微生物が分解します。
栄養カラカラの農地に、有機的な肥料が与えられるということです。
それに、
草がボーボーで野生動物の隠れ場所になってしまうような耕作放棄地にひまわりが植ることで、
景観も良くなるし、観光資源にもなるし、人々の心の癒しにもなる。
良いことだらけですね。
②次の耕作までの責任
種が成熟してしまった状態のひまわりが放置された、
または、その状態で刈り込まれてしまったら…
来年、大量のひまわりが無作為に、無造作に大量に芽を出してしまいます。
大量のひまわりが畑いっぱいに広がるならいいじゃん!?と思いがちですが、
管理あっての農業だと私は考えています。
人間がしているから農業。
最後まで責任を持って育てる。
黄金のひまわりプロジェクト最高顧問のおじいちゃんも口酸っぱく言っていました。
今回、無肥料の畑のひまわりを見て感じたこと。
それは、
人工的に生み出された種が
自然のまま、ありのままでうまくいくことは無い。
人間が土を耕し、栄養を与え、草を刈るなどの手間をかけなければ
綺麗に咲かない。
本来の姿になることはできない。
生み出したからには、最高の姿を目指して向き合う。
農業以外にも言えそうな大事なことに気づきました。
畑を借りた状態に戻し、借主の岩崎さんへ返還しました。
2024年度の黄金のひまわりたちは、惜しまれながら土へと還りました。
ひとまず、
畑での活動は終了
になります。
現在、ひまわり成長過程の記録のまとめ作業に移っています。
報告書を制作中!!!
&土壌の成分分析を外部に依頼します。
結果は、しばしお待ちを。
「黄金のひまわり」の成長を楽しみに見守ってくださった読者の皆様、
本当にありがとうございました!!!!
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