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打ち上げ花火、上から見るか、真っ裸で見るか

 お盆期間中に連休だっため、思いつきで長崎に行ってきた。最近、長崎出身の被爆経験者でもある親戚のおじさんが亡くなり、なんとなく弔いもこめて精霊流しというものを見てみたかった。
 といっても精霊流しをよく知らない。「暗く静かな催し」「さだまさし」「お盆」「川に何か流す」「さだまさし」くらいのうっすい知識とイメージ。あまり前情報を入れずに行ってみることにしたが、良い意味でイメージとはかけ離れた内容だった。
 どうやら数年前から環境に配慮して川に灯籠うんぬんは流さず、最近は夕方から沢山の集団が爆竹を鳴らしながら弔いを込めた感じの船をかついで練り歩く感じのよう。そして練り歩きながらとにかくとんでもない量の爆竹を鳴らす。
 ヤンチャ系がギャーギャー言いながら爆竹を鳴らしている団体、ペットの弔いをしている団体など様々だった。爆竹が当たらないか怖がりつつも見知らぬ故人の写真が目に入るとなんとなく下を向いてしまう。いくつになっても例え見知らぬ人であっても人の死を受けとめるのは難しい。

 ひと通りみて、ホテルに戻ったら爆食You Tuberになりきりケンタッキーとチー牛をかっ喰らった。最高。その間も外からは爆竹が鳴り止まない。音は大きいが街全体で精霊流しを行っている感じが良いと思う。こんな時代だから「爆竹がうるさい」と言ってくる輩もいると思うが、クレームに負けずにこれからも続いてほしい。
 ホテルの展望浴場からは花火が見えた。浴場よりも低い位置であがっていたため、全裸で花火を見下ろすという貴重な体験もできた。爆竹はまだ鳴っていた。ナダルばりに「もうえぇて」と思った。
 湯上がり後は、一生分の爆竹を聞いたからか、You TubeでBUCK-TICKを流して熱唱。因みに素面。酒は一滴も入っていない。

見た目のクールさに反して猫好き 

BUCK-TICKの関連動画からビジュアル系メドレーへ。LUNA SEA、L'Arc~en~Ciel、GLAY…。昼休みは友人とクラス備品のCDプレーヤーでGLAYを聞き「千丿ナイフガ胸ヲ刺ス!」と叫んでいた狂った小学生だった私。当然わぁわぁ言いながら熱唱。

尊い

あらゆるビジュアル系を聞き、歌い、テンションが高いままベッドへ。良い1日だったな、一人だけど何となくあたし幸せかもと思った。
 翌日、朝食会場に行く際に部屋の声が廊下に筒抜けということに気づくまでは。

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