五臓:いつも心に太陽を!
心は火、天空に光り輝く
私達は生きています。
生きているときに大切なのは、暖かいということです。
この暖かいということには、2種類の火が考えられています。
1つは土台から温めていく火、腎の火、腎の陽気とされます。
もう一つは、その暖かさを受け太陽のように燃え続ける心の火です。
部屋を暖めるのが腎の火、部屋を明るく照らすのが心の火とイメージします。部屋が寒いときは、腎の火の不足です、部屋が薄暗いと心の火の不足です。
火といっても、イメージがちょっと違いますね。
心の東洋医学的な考え
心の役割は光り輝くということと、血液を推動して脉中に運行させ体の各部を滋養する心。もう少し深掘りしていきましょう。
心の火は、君主の官とも呼ばれていて、全身の状況を表現します。
神志を主る
広義の神 : 人体の生命活動の外的な現れ
狭義の神 : 神志
神志とは、精神、意識、思惟活動のことをいいます。
神とは精神活動そのものであり、腎をエネルギー源とし心をよりどころとしています。神は両親から受け継いだ有限の生命エネルギーである腎精から作られ、心を拠とします。 そして、神も身体同様、心気に守られ、心血に養われて、正常に機能することができます
喜は心の志
心は血脉を主り、その華は顔にある、顔色ですね。
心は舌にあらわれ、味覚の識別、言語の表現は心にあるといわれます。