コロナ闘病記①
ついにわが家にも流行りの波に乗ってやってきたコロナ。
幾度となく濃厚接触者を輩出しながらも感染を免れていたわが家だが、あろうことか私自身が佐藤家初の陽性者となってしまったのだ。
異変に気づいたのは学びの旅の帰りの車中。
「なんだか、すごくダルいし眠い」
長距離運転することはよくあって、運転中は眠くなることはほとんどないのだが、その日はとにかくダルくて眠かった。
時間も遅く、疲れも溜まっているのだろうと、途中のコンビニで10分ほど仮眠をとった。
少し眠ると、運転再開できるくらいになった。
でもやっぱりダルさは抜けずに、やっとの思いで家に帰り着くと、風呂にも入らず、化粧すら落とさず、そのまま布団に直行して記憶がない。
翌朝目覚めてシャワーを浴びる。
ダルいけど、仕事に行くしかない。
念のため検温
「37.8°」
職場に電話をしてお休みをいただいた。
そして、PCRを受けるよう指示も出た。
仕事が休めるとなった瞬間、張り詰めていたものがフッと切れたかのように、倦怠感が一気に襲ってきてPCRの予約も入れずただひたすら寝た。