デンマークでの娘の小学校選び/How to select my daughter's primary school
娘のアナは今5歳で、来年の8月からデンマークの小学校の0年生に入学します。
(デンマークは小学校と中学校が一緒になっていて、0年生~9年生まであります^^)
どんな種類の小学校があるの?
私は日本と同じように、無条件にほとんどの子が学区内の公立小学校に行くのかな、と思ったら…、娘の幼稚園のお友達のリリーのお母さんにきいたところ「リリーは近所の私立にいく」とのこと。
フィンランドの教育について読んだ本にあった、
「フィンランドで一番よい小学校は?」
⇒「一番家に近い公立小学校」(先生の質が地域差がなく質がよいので)
という話をデンマークでもそうなのでは、と思っていた私はびっくり。
慌てて小学校について、調べると、
フリースコーレ friskole:大多数の私立はこれに該当
リレスコーレ etc…
と学校にも種類が沢山あるようです。
デンマークにいる人の18%は人生の中で一度は私立の教育機関で学んでいるそう。(こちらの統計から)
私立といっても、日本の私立小学校とイメージは異なって、入学試験はなく、学費も国からの補助がでるので高額ではありません。
近所の私立は月額、約3,000kr(66,000円)でした。
円が安い今、日本円換算するとなかなかお高いけれど、こちらの公立幼稚園の月額と同じくらいです。
学校の評価が確認できる!
学区内の公立小学校には必ず入学が保証されていて、
学区外の小学校にも行きたい場合は申請して、空きがあれば入学することができます。
※学区の小学校がどこなのかは、こちらで住所をいれることで確認できます。
どうやって小学校を比較検討するかというと、
デンマーク教育省のHP:学校名を検索すると学校でのアンケートを元にしたアンケート結果がデンマーク国内の平均と比較とともに見ることができます。
DRのサイト:デンマークのNHK的存在のDRがまとめた小学校の評価。教育省のものと、もとになっているデータは同じようですが、可視化情報がより見やすいかも。
例えば、上の結果をみると、左下の「Elev pr.klasse」では一クラス当たりの人数が分かります。国平均では20.9人、コペンハーゲンでは22.5人が平均、この学校は25.5人とのこと。
さすがデジタル普及しているデンマーク。
国全体の小学校の評価を見ることができ、教育省のHPではアンケート内容を詳しくみることもでき、経年変化もグラフで確認できます。
アンケート内容の一例は
・他の生徒たちはありのままの私を受け入れてくれていると思いますか?
・学校で笑われるのが怖いですか?
・学校でいじめられましたか?
・やろうとしたことを達成できましたか?
・授業中、先生のいう事は聞き取りやすいですか?
といった内容で、それぞれにどのように生徒が回答したかが%で確認できます。
日本の小学校で実施した場合、どのような結果になるのかな…ととても興味がわきました。
ただ、私立小学校は生徒数が少ないことなどから、評価結果がでていない項目も多数あって、私立と公立の比較はなかなか難しいところがあります。
お友達からの助言
デンマーク人のお友達ママに聞いたところ、
・公立か私立かは、公立をおすすめする。デンマーク内では公立か私立かで特に教育内容が大きく変わることはないし、私立の方がオールドファッションなところもあることがある。
・教育省の公開している評価がそれほど悪くないのであれば公立の家から一番近い小学校に行くのがおすすめ。
・公立のインターナショナルスクールもあるけれど、先生の出入りや生徒の出入りが多く、人生において長く付き合える友達をつくるにはあまり向いていない環境。
・私立を選ぶ人は、公立の学校が遠い、宗教上の理由、特別なサポートが必要…などなどの理由で選ぶことが多い印象
との意見ももらいました。
今年はまさに今、
11/4~11/24の期間で、どの小学校にアプライするかを決めて申請します。
また、この期間に小学校がオープンハウスといって説明会を開きます。
念のため公立のインターの説明会にもいって、最終的に決めようかと思うけれど、今のところ一番近所の公立の小学校に行かせよう、と思っています!
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沢山の時間を過ごす学校生活。少しでも楽しい素敵な時間になるように祈るばかりです。
小学校の説明会は全てデンマーク語で全く理解できず…(!)
そろそろ本気でデンマーク語取り組まないとならないな~と思ってきました。