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カンパイから始まる対話と交流~2023.1.29 乾杯ジョブヨク参加レポート~

ジョブヨク参加レポート第3弾です。
1月29日、いつもと雰囲気をがらりと変えて、恵比寿のバーを貸切って開かれたジョブヨクに参加してきました。
お互いによりリラックスした姿での対話と交流、お酒の席ってコミュニケーションを豊かにしてくれるなあと思いました。

社会人と学生が垣根を超えフラットに話し合える対話イベント、その名も「ジョブヨク」。
普段はコワーキングスペースで開催しているジョブヨクが、1月29日は普段の印象をがらりと変えた形で行われた。その名も「乾杯ジョブヨク」。
あのサッポロビールから講師を招きビールとワインを楽しむための豆知識を教わりながら、実際に試飲をして名酒談義に花を咲かせる、なかなか実現しない貴重な回だった。
お酒の席は相手と仲を深める絶好の機会でありコミュニケーションの潤滑油。お酒の席は気を遣う、面倒くさいと敬遠しがちなひとにこそ来てほしいのが乾杯ジョブヨクだ。
ただの飲み会イベントではない、対話と交流の場所だから。

【バーを貸し切り、ワンランク上の大人なジョブヨク】
会場となったのはサッポロビール本社にほど近い恵比寿のバー。大通りから1本道を入って小さな神社を左に曲がったところにある、吹き抜けが気持ちいい落ち着いた雰囲気の場所だ。
普段は学生のフレッシュな熱気に包まれるジョブヨクも、今回は期末試験の学生が多く参加者の9割が社会人。ジョブヨクの常連メンバーだけでなく会場となったお店の常連客となった縁で参加するメンバーもいた。いつものジョブヨクは参加者が席を何回か移動しながらグループディスカッションをするのが恒例となっているが、今回は席を動かずにゆったりとレクチャーや試飲を楽しめるようになっていた。開始前からどのテーブルも大盛り上がりだった。

【注ぎ方が命!ビールの奥深い世界】

乾杯ジョブヨクの幕開けは、ビールの奥深い世界についてのレクチャーから。
話し手は、サッポロビールの研究・開発部門からキャリアをスタートしビールの本場ドイツにも派遣された経歴を持つ、ビールのエキスパート。彼曰くビールは注ぎ方とグラスが肝心で、注ぎ方によって炭酸の味わいが変わるそうだ。さらにグラスは専用のスポンジで油分が残らないように保つのがいい。百聞は一見に如かずということで、コーラを使い口当たりの違いを感じる実験だ。一人2つプラスチックコップを用意し片方には勢いをつけて、もう片方はゆるやかに注いで飲み比べた。勢いよく注いだコーラのほうが炭酸を強くのどに感じ、ゆるやかに注いだほうは炭酸がまろやかに感じる。
油が十分に落ちていないグラスに実際にビールを注いでみると、ぷつぷつと気泡が立つのがよくわかり、清潔なグラスと比べるとその差は歴然。気泡が立ったビールグラスを見ながら「この状態のビールを店でみたことあるよね。」「気にしてなかったけれどグラスが汚れていたんだね」と驚く声も聞こえた。

会場となったお店は、サッポロビール一押しのSORACHI1984がいつでも飲める場所。
北海道空知郡産の、伝説のホップと呼ばれる「ソラチエース」を使った贅沢なビールですっきり飲みやすくフルーティーな香りが楽しめる。今回は特別に参加者全員が試飲できるとあって、会場は大盛り上がり。クラッカーをつまみながら普段お酒を飲まないわたしもこの時とばかりについグビグビと飲んでしまった。

【シチュエーションに合わせるのが楽しいワイン入門】

同じくサッポロビールの、ワインソムリエの資格を取るほど勉強熱心な講師によるワイン入門。入社4年目で、学生時代はジョブヨクのリーダーを務めていたという。
熱心に活動していた学生団体にこのような形で帰ってくるのは感慨深いだろうなあ、と心が温かくなった。
彼女自身が若手社員ということもあり、大人はもちろんのことこれから社会に出る学生が知っておいて損はないワイン入門知識を教えてくれた。
白ワインと赤ワインそれぞれに軽めの口あたりとしっかりとした口あたりがあるということ。白身魚など淡白な料理には白ワイン、色合いも味も濃厚なものには赤ワインを合わせれば間違いないこと。ソムリエとのコミュニケーションの取り方。
特にワインを注ぐときにラベルを見せる必要はない、と教わったときは目から鱗だった。
ラベルを見せながら注ぐのがマナーと教わった人が多いと思われ、会場からは「上司や
先輩の前ではどうすればいいの?」と質問の声が。
私自身年末の宴会でワインを上手に注げず先輩から注意を受けた経験がある。その時は落ち込みもしたけれど、状況に応じていろいろなマナーがあるのだと知れば少し気が楽になる。
ここでも試飲したワインのおかげでみんなほろ酔い気分。参加者の大半が社会人ということもあり、ワインには一家言持っているという人も。積極的に講師とディスカッションして話題を広げるにぎやかなセッションだった。

【会ったばかりでも乾杯すればともだち】

サッポロビールによる特別講座の後は、参加者同士でお酒の席に関するディスカッションを楽しんだ。普段どんなところに飲みに行くのか、どんなお酒が好きなのか、一人飲みにおすすめの場所はどこか、語りだしたら止まらない。
ビールとワインを存分に楽しんだ後だから全員ほろ酔いで、最初はかしこまった雰囲気をまとっていた人もリラックスした姿で本音をどんどん話す。
「酒場には友達をつくりに行く感覚」これは会場となった店のオーナーが語っていた言葉だが確かにその通りとうなずいた。
自分をさらけ出せて、最初は緊張していた相手とも本音でリラックスして話せる場所。
そんな友達のような温かさや楽しさを求めて私たちはお酒を飲みにいくのだなあと納得した。
お酒は気を遣って負担に感じるようなものではなく、楽しむもの。
互いの本音を引き出し気軽なコミュニケーションができる手段。
サークルや会社の飲み会は気疲れするという理由でお酒の席に行かない人がいるのなら、ぜひ乾杯ジョブヨクに来てほしい。本当は楽しい場所なのだと気づくから。

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