
脳脊髄液減少症の始まり
ももこを出産した翌日から、わたしの体に異変が起こり始めました。
起き上がると首から肩がずっしりと重く頭痛が酷くなります。
最初は出産した翌日だからだろうとか、疲れからだろうとか
そんな理由で自分を納得させていました。
ももこの授乳に行く度にこのような症状に襲われ
部屋に戻って横になると、スッと症状が治ります。
何なんだろう、どうしちゃったんだろう。
心の中はザワザワと波を打ち、不安が押し寄せます。
気付いた時すぐに先生に相談すればよかったのですが、言葉にすることが怖くて
(ももこの授乳ができなくなるのではないかと心配になった)
何日も我慢して過ごしました。
けれども何日過ごしても過ごしても、症状は強くなるばかりで
ちっとも良くなりません。
それどころか、どんどん酷くなっていきます。
退院前日の診察時、この時初めて先生にこのことを相談しました。
そうしたところ、無痛分娩時の腰椎穿刺の部分が傷つき、髄液が漏れて
これらの症状が出ているのだろうとのお話がありました。
今回は深くは話しませんが、わたしは20年前から
脳脊髄液減少症の話を知っていました。
なのでピンとくるものがありました。
この症状は最初の対処として、点滴をして絶対安静にしなければなりません。
トイレや食事以外はベッドで横になっていなければなりません。
およそ10日〜2週間の期間、絶対安静です。
(この処置で多くの方は治るそうです。)
でもわたしには生まれたての神様のももこがいます。
育てなくては、命を守らなくては。
そのことで頭がいっぱいです。
すぐに点滴が始まり、授乳以外の時間をベッドに横になって過ごしました。
退院前日からの点滴だったので、約2日間のみの点滴のみとなりました。
退院してからは、絶対安静なんてしている暇はありません。
生まれたての赤ちゃんのお世話に、もうすぐ2歳になるさくらのお世話に
バタバタと動いていました。
その間、自分の体に起きているこの症状の怖さを知ることとなります。