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画像生成AIは絵師を不要にするのか?プログラマが軽視する著作権
最近話題が再燃しているので、Noteを書くきっかけになった「AI画像生成の倫理的ジレンマ「クリエイティビティと著作権」の内容を深堀りしてみたくなりました。こんなミームが転がっていたので右に翻訳してみました。
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ここで言うデザイナーは構造設計系のデザイナーではなくクリエイター系のデザイナーだと思いますがこの画像が示すのは絵師の方々が訴えようが起訴しようがプログラマに響かない所以でしょう。
昨日興味深いニュースも見つけたのでそれも共有します。
2分位から指摘されているスタンスの違いが概要欄に文字お越しされているので、それも引用しておきます。
アーティスト カーラ・オルティスさん
「『AIは10億ドル規模の産業になる』なんて興奮している場合ではありません」
画像生成AIスタートアップ ビクター・ペレスCEO
「このテクノロジーは素晴らしく、誰かが(開発を)止めようとするなら、人類の発展に非常に悪いことだと思います」
正にこのスタンスの違いが悲劇を生んでいるのだと思います。
pixivの様変わりに驚いた!
そういえば二次、三次作品の宝庫だったpixivではどういう扱いだったっけ?と久々に覗いて見たら何と、以前は人気アニメ、漫画、ゲームのタイトルが並んでいたところに「AI美少女」関連のカテゴリーばかりに!
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Amazonにも「AI美少女」画集が並ぶのだからpixivも当然こうなるよなと納得しながらもさすがにクリエイティビティの枯渇を感じました。
これサンリオに持ち込んだらどうなるんだろう?
あえて著作権侵害を起こしそうな絵をMidjourneyで生成してみました。
ChatGPT作のプロンプトはこちらになります。
An overhead photo of a tote bag with Hello Kitty and Kuromi printed side by side, taken with an iPhone.
出来上がった絵がこちら。
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これを何も言わずにサンリオに持ち込んだら、どこかの国で作られたパクリ商品だとみなされるでしょう。実際にそうならこれを制作した会社は著作権侵害で訴えられそして裁判に負けます。ではサンリオに種明かしをしたら、サンリオは納得するでしょうか?
この画像についてのChatGPTさんの見解
以下が画像生成後のChatGPTとの会話のスクショです。ちなみにどの画像生成AIを使ったかは彼には伝えていません。
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あれ?ChatGPTさん?
ChatGPT:あーあーあーきこえなーい
ちなみにDALL-Eでも描き出してみました。
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Leonardoは論外でした。完全に別物になっています。ワザとなのかパクろうとしてパクリ切れなかったのかは定かではありません。
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Midjourney:ハローキティを盗んで新しいトートバッグ作っちゃったよ!
デザイナーの反応:いや、それ違法だから!
プログラマの反応:あー俺もGithubから持って来たわ。
って反応で問題ない?な訳ないでしょう。ないはずです。
そこでこの問題を考え、画像生成AIスタートアップ 絵師さん・デザイナー達の双方がwin-winになれるプロジェクト「United Artists for AI」を立ち上げようと思います。
募集要項はこちら:「プロジェクトのビジョンと目標 – アーティストと画像生成AIの共存共栄のために必要な技術者を募集」
賛同者集まってください!!!