ドージコインのミームにされたカボスちゃんが亡くなった
BNOニュースは、飼い主がブログでカボスちゃんが亡くなった事を報道しています。
カボスちゃんが永眠しました。長い間インターネット文化に影響を与え続けた日本の犬、カボスちゃんが、病気の末に亡くなったと飼い主の佐藤敦子さんが発表しました。享年18歳でした。
佐藤さんは、自身のブログで「カボスは今、安らかに眠っています」と記し、金曜日の朝7時50分に自宅で「深い眠り」に落ちたと伝えました。
「窓の外からは柔らかい光が差し込み、外では鳥たちがさえずる美しい朝でした」と佐藤さんは綴り、「彼女を撫でていると、まるで眠っているかのように静かに息を引き取りました」と語りました。
「カボスを愛してくださった皆さん、本当にありがとうございました。カボスは世界一幸せな犬でした。そして私は世界一幸せな飼い主でした」と佐藤さんは感謝の言葉を述べました。
さらに、「カボスはまだ笑って、尻尾を振り、私に寄り添っている。きっとまだそうしているのでしょう。そしてこれからもずっと私と一緒にいると確信しています」と続け、日曜日の午後には東京近郊でお別れ会が開かれることを明らかにしました。
カボスちゃんは、2008年に佐藤さんに引き取られた雌の柴犬です。彼女の写真が2013年にRedditで共有されると、英語の内面モノローグを添えた人気の「Doge」ミームが生まれました。
カボスの写真は、Dogecoinという仮想通貨のロゴにも使用されています。2023年4月には、イーロン・マスク氏がTwitter/Xのロゴを一時的にカボスの画像に変更したことで、仮想通貨の価格が急騰しました。
近年、カボスの健康状態は悪化していました。佐藤さんは2022年12月に、カボスが急性胆管肝炎と慢性リンパ腫性白血病と診断されたことを発表しました。その後、状態は一時的に改善したものの、最終的に帰らぬ犬となってしまいました。
このニュースを聞いて、多くの人々がカボスちゃんへの感謝と哀悼の意を表しています。カボスちゃんの笑顔と存在は、永遠にインターネットと私たちの心に刻まれています。
イーロン・マスク氏も追悼の意をXへのポストで表しています。カボスちゃんの労を労っているのは、ハランべ(Harambe)という、2016年にアメリカのシンシナティ動物園で射殺されたゴリラです。彼は当時17歳でした。事件は、小さな男の子がハランべの囲いに落ちたことで発生し、動物園の職員が男の子の安全を確保するためにハランべを射殺する決定を下しました。この出来事は世界中で大きな議論を巻き起こし、ソーシャルメディア上で多くのミームが作られました。「#JusticeForHarambe」などのハッシュタグが広まり、彼の死を悼む声が多く上がりました。
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