Photo Story｜秋憬-あきかげ-/Akikage
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「秋憬-あきかげ-」
枯草が敷き詰められた尾瀬ヶ原。
紅葉に染まる木々と至仏山。
空が賑わう羊雲の群れ。
まさに憧れだった秋の景色。
Photo Story
過去写真回。
2022年10月中旬過ぎに行った、
群馬県片品村の尾瀬ヶ原の秋景色。
・・・
前回の続き。
アヤメ平を抜けた先に待っていた
秋の大絶景の景色。
思えばこの時から
テンションば爆上がりだった。
・・・
アヤメ平から尾瀬ヶ原に向かうルートは
ひたすらに下り坂。
前後に人は一人もおらず
本来であればクマさんがちょっと怖い
そんな瞬間ではあるものの
秋の尾瀬をすでに満喫して
テンションが上がっている小さい山男が一人。
基本的に
山登りをしているときは
木とか石とか自然のものに声をかけるタイプ。
道半ばでだった色々な植物たちに
ひたすらに声をかけながら降っていた。
その時、
「うおおおおおおい」
どこからか人の叫ぶ声が聞こえる。
「おおおおおおい」
「こらあああああ」
叫び声というより怒号に近い。
なんだろうと思いながら
ちょっと不安になりつつも
足取りは緩めずに降りていく。
そこでようやく
一人の60代くらいのお母様に出会った。
母「あら、朝早いねぇ」
僕「いえいえ、おはようございます」
母「熊とかいなかったかい？」
僕「いませんでしたよ！」
母「本当！それならよかった安心したわ」
「怖くてずっと声を出して歩いてたの」
僕「あの声お母さんだったんですか！」
母「そうなのよ。クマは怖いからね…」
僕「大丈夫ですよ！この先絶景が待ってます頑張って！」
そんな会話を交わして後にする。
あの叫び声はまさかお母様だったとは。
まさに命懸けの気分で山登りをしているのだろうか…。
・・・
そんなこんなで
ひたすら降ってきてから
ようやく尾瀬ヶ原へと到着した。
空を見上げれば
青空がチラチラと覗き見しており、
朝のどんより曇り空は消えていて、
ひつじの群れたちが大行進！
まさに秋の空。
それに尾瀬ヶ原は枯草に敷き詰められ
山々は赤や黄に緑に染まって
もう本当に美しさ極まりない景色だった。
その時に撮影したのが今回の写真。
秋の尾瀬ヶ原最幸・・・。
・・・
昨日から二日間は群馬に来ているので
過去写真回になります。
当時は一眼レフを持っていなかったので、
Canon PowerShot G1 X Mark IIでお届けしています。
そして、こちらの写真は販売中です！
https://akiirophoto-digital.stores.jp/items/64eeb12875716e003478ed18
ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように！
2023年11月4日
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