Photo Story|心惹-こころひ-/Kokoroi
「心惹-こころひ-」
だだ広い河原の中で
一輪の姿に気がつくのはそう難しくなかった。
周りには緑の草々しかない中、
彼女は唯一
華美な装いで力強くそこに佇んでいた。
まさに目も心も惹かれてしまう存在。
誰の色にも染まることなく
唯一無二の彼女の世界はとても美しかった。
Photo Story
今回の話は前回の「青現-あおうつつ-」と繋がる話。
カメラ片手に河川敷へと
写真を撮りに繰り出していた。
河川敷の散歩道から外れて
コンクリートで固めてある堤防の坂を
サンダルを滑らせながら川辺へと降りていく。
大井川は上流のダムによって
水量が結構制御されているらしい。
そのため、
川幅はとても広いのに
水が流れているのは一部のみ。
辿り着いた川辺には
まばらに雑草たちが生えていた。
雨などで増水すれば
間違いなく水嵩が増して
この雑草たちも沈むであろうに
そんなことはお構いなしに
ただただ生命力がそこでは溢れていた。
川辺に転がるゴツゴツした石が
まるで遊んでくれてるかのように
足元を賑やかにさせてくれる。
・・・
石たちと戯れながら前へ進んでいると
明らかに他とは雰囲気が違う
一輪の花が咲いていることに気がついた。
鶏頭(ケイトウ)。
夏から秋にかけて咲く外来の花。
日本には奈良時代に移住してきて
そのまま住み着いているようだ。
秋の季語としても採用されているらしく
何気に昔から日本人にも馴染みがあるらしい。
今回の写真は
まさにその時に出会ったケイトウの花。
周りに家族や友達がいるようではなく
たった一輪だけ目立つように佇んでいた。
堂々とそして凛と咲く姿に
目も心も惹かれてしまうような
まさにそんな感覚を抱きながら撮ったのが今回の写真。
何者でもなく
自分は自分である。
自分を貫くことは
こんなにも美しいことだと教えてくれる気がした。
この花の出会いに感謝を...。
ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!
2023年9月13日
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