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チーズ&ワイン フランス・コンテチーズ② チーズアート編

だいぶ時間が経ってしまったが続編を書く。コンテチーズリモートセミナーはコンテチーズについて知るだけでは無い。いかに魅せるかがセミナー後半のテーマだ。これまでチーズと言えば、レストランでワゴンに載せられてうやうやしくやってくる塊のチーズをその場で切り分けてサーブするのが正しい出し方と先輩ソムリエから教わってきて実践していた。だがチーズアートは違う。チーズを一口大に切り分けた上で、美しい幾何学模様を組んでいく。それをフルーツやナッツなどで飾り、目で楽しみ、そして味わいも楽しむ。

悲しいかな、不器用。頭で思っているようにはいかない。チーズを切り分けても大きさが揃わない。薄く切れば割れる。それでもなんとかしてリモートの画面の先にいる先生の指導に沿って組み上げて行く。不格好ながら、いつもと違うチーズプレートができたことに喜びを覚えた。その後に元パティシエの妻がカバー写真の素晴らしい作品を組み上げても気にならない。

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せっかく習った知識。披露したい。願っていたら意外に早く機会は訪れた。定期的に行なっているワイン&合唱友のホームパーティーに呼ばれたのだ。年に数度、もう5年以上は続いているだろうか。音楽の話をしながらのワインはおいしい。慣習的に私が素人料理を作り、それに合わせたワイン、そしてチーズをコーディネートしている。いつもは白かびや青かびのソフトチーズ系統で組むのだが、今回はチーズアートの披露。コンテとミモレットを中心に、シェーブルと青かびの構成にした。シェーブルが若く、キレイに切れなかったが全体的にまとまって満足。参加の方々にも好評だった。

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チーズアートにすることで食後のものだったチーズが食事の初めから楽しめるようになった。テーブルもグッと華やかになる。ぜひ試して欲しい。

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