がん体験記-7 手術の前日に入院。センチネルリンパ節の色素法の注射、痛みが失神レベル(当人比)
3年前のこと。大学病院の検査もすべて終わり、担当医師との話し合いで手術日も決まり、医者の会議でOKが出たのか、わたしの希望通り、乳房温存でいいとなりました。
がん患部のみの部分摘出となって、手術前日に入院、という流れになりました。
右胸上部のしこりを自分で見つけてから、約2ヶ月後に手術です。
この2ヶ月、自分にできることはすべてやりました。
食事を玄米食、野菜中心にして、苦手な料理も汗だくでがんばった。
がんのエサである白砂糖は一切取らず、水にも調味料にもこだわり、無農薬野菜を選び、運動をして、よく笑い遊びストレスをためない。
梅肉エキスや、春ウコンやびわまるにお世話になり、自身のがんを愛し、がんを癒やし、闘わずに毎日会話してました。
わたしが話しかけてたことは
「部分摘出となったから、できるだけ、散らばらずに、一カ所に固まって、表面に集まって取りやすくいてね」
これを集中的に語りかけました。
おできのように、にきびのように、外に外に、腫れているようで、外に出たがってるように見えたのです。
実際、術後、担当医師が
「がんが、ギュッと固まってて、綺麗に取り切れました」
と言いました。
これを聞いたとき
あ、癌ちゃんにわたしの語りかけ、伝わってたんだな と、実感しました。
手術前の検査でも、リンパ節に転移はなし、その他の転移もなし。
それでも、あの地球上で一番か二番といわれるレベルの(大げさ)
失神できるレベルの痛さの注射で、センチネルリンパ節の色素法という
検査をしなくてはいけないのでした。
簡単にいうと、リンパ節に転移してないかどうか。
患部に注射を3本、色素を打って、転移の有無をみるというもの。
その注射の痛さといったら!!
わたし、マジで失神するかと思った。
出産経験2回ありますけども~~~、その痛みとはまた違った痛み!!!!!
本当、こんなの聞いてないよ~~~ って、泣きたかった。
いや、涙も出ないくらい痛かった。涙ちょちょ切れ←死語
もしワタシがスパイで(んなわけ)、全部吐かなければ、この注射打つぞ!
って言われたら、もうペラペラしゃべっちゃうくらい。
そんな痛さでした。
もう思い出したくない。
これ書いたら忘れるわ。
それでそれ打ったあと、放射線当てて、その色素の動きを見るんだけど、機械が超近いの、近すぎ。熱いし、注射のダメージ残ってるし。
そんな大変な思いで検査したのに、医師に、結果どうでしたか?って聞いたら
「う~ん、半々ですね。実際、手術時に生検しないと、はっきりしないです」
だと。
あんなに耐えたのに、半々って。手術時に生検するんだったら、この検査、マジでいらない、ホントいらない。地獄すぎました。
あの色素法の注射、しなくてよくない?しなくていいんじゃね?
そのときばかりは、叫びたかったけど、またまた黙っておいてやったぜ
(ワイルドだろう)
ここでまたまた、検査しすぎ問題。
あの機械も高かったのか?ペイするために、病院も必死か?
患者は人体実験の対象じゃないんだぜ。
あまりの痛さを思い出し、口が悪い今夜ですね。
手術前日は、他に、麻酔科の先生の話なども聞きました。
この日は、またまた自分によくがんばった とほめつつ、眠りにつきました。
続きます。
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