良い姿勢の定義
こんにちは。のろです。
今回は、良い姿勢とはどういう姿勢なのかを
解説していきたいと思います。
姿勢の定義とは、一致した見解はなく、様々な観点から表現することができます。
運動学(第4版 中村隆一著)では、姿勢を5つの視点から捉えています。
①力学的視点(重心線と支持基底面の関係)
②生理学的視点(疲労しにくい姿勢)
③心理学的視点(心理的に安定している)
④作業効率的視点(作業の効率が良い)
⑤美学的視点(美的にみて美しい)
これらの要素を満たした姿勢が良い姿勢と言えます。
姿勢という言葉を聞くと、静止している状態をイメージしたり、
背筋をピンっと伸ばした状態が良い姿勢と勘違いすることが
ありますが、そうではなく良い姿勢とは、
力が抜けて脱力した状態でも良い姿勢で入れるかが重要になります。
そのために必要な要素としては、十分な可動性がある(関節の動き)
ことが重要になります。
可動性とは、関節一つ一つの動きがしっかり出ているかです。
関節というと肩関節や股関節をイメージするかもしれませんが、
体には約260個の関節が存在しています。
その一つ一つの関節を余すことなく動かすことが良い姿勢
を保持するためには重要です。
なぜなら関節には、メカノレセプターという関節受容器が存在
します。そのメカノレセプターは関節が動くことで、感度が高まり、
関節が間違った位置にあったら、関節を正しい位置に戻してくれる
役割があります。
特に姿勢を保持するために重要な関節は、「背骨」です。
背骨には、多くの関節は存在し、体の中心ラインの安定を担っています。
もう一つ重要な観点としては、今の自分の姿勢が悪い姿勢と
理解していることが重要になります。
肩こりなのかわからないくらい肩が張っている人や
ギックリ腰になる人などは、筋肉を緩めることが出来ずに、
力むことで姿勢を保持しています。
自分の感覚の中の姿勢と外見的な姿勢のギャップがかなり開いてしまっています。
自分の感覚では、良い姿勢と思っていても鏡をみると、
腰反ってんじゃんってこと結構あります。
この内見と外見のギャップを小さくしていくことが重要に
なります。
<まとめ>
関節の動きを引き出すこと、自分の姿勢を理解し、内面と外見のギャップを
小さくすることで良い姿勢に近づく。
他にも良い姿勢にするためにはたくさんの要素がありますが、
まずは、この二つを意識してみましょう!
今日はこの辺にしておきます。
それでは、また!!!